Notification Services の旧バージョンとの互換性
ここでは、既存の Notification Services アプリケーションに影響を及ぼす可能性のある SQL Server 2005 Notification Services の変更点の一覧を示します。
非推奨機能
Notification Services API の次のクラス、および関連する明示的なインターフェイス定義は推奨されておらず、Notification Services 管理オブジェクト (NMO) クラスに置き換えられています。
非推奨クラス | 代用 NMO クラス |
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廃止された機能
SQL Server 2005 で使用が中止された Notification Services 2.0 機能はありません。
互換性に影響する変更
SQL Server 2005 Notification Services では一部の機能が変更されているため、既存の Notification Services 2.0 アプリケーションを SQL Server 2005 へアップグレードしたとき、アプリケーションの動作が停止する可能性があります。次の表に、互換性に影響する既知の変更の一覧を示します。
互換性に影響する変更 | 説明 |
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Notify() 関数が削除されました。 |
Notification Services 2.0 では、通知を生成する任意のサブスクリプション ルールで Notify() 関数を使用する必要がありました。セキュリティおよびパフォーマンス上の理由から、Notify() 関数は削除されました。詳細については、「Notification Services 2.0 インスタンスの SQL Server 2005 への移行」を参照してください。 |
カスタム コンポーネントを再コンパイルする必要があります。 |
SQL Server 2005 では、Notification Services アセンブリの複雑な名前が変更されました。その結果、Notification Services API を使用して構築されたカスタム イベント プロバイダ、コンテンツ フォーマッタ、配信プロトコル、およびカスタム アプリケーションをすべて再コンパイルする必要があります。これらのコンポーネントまたはアプリケーションを再コンパイルするときは、SQL Server 2005 アセンブリおよび .NET Framework Version 2.0 を使用します。 |
Notification Services インスタンスは、データベース エンジン と同じバージョンを使用する必要があります。 |
Notification Services 2.0 インスタンスは、SQL Server 2000 データベース エンジンを使用する必要があり、SQL Server 2005 Notification Services インスタンスは、SQL Server 2005 データベース エンジン を使用する必要があります。データベース エンジン を SQL Server 2005 にアップグレードした後は、Notification Services のインスタンスを SQL Server 2005 に移行する必要があります。詳細については、「Notification Services 2.0 インスタンスの SQL Server 2005 への移行」を参照してください。 |
動作の変更
SQL Server 2005 Notification Services では、大幅な動作の変更はありません。
参照
概念
Notification Services インスタンスの移行
SQL Server Notification Services のインストール