SQL Server 2005 で廃止されたデータベース エンジンの機能

更新 : 2005 年 12 月 5 日

以前のバージョンの SQL Server にあったデータベース エンジンのこれらの機能は、SQL Server 2005 ではサポートされていません。

カテゴリ

提供が中止された機能

新しい機能

バックアップと復元

名前付きパイプ バックアップ デバイス

ディスクまたはテープのデバイス

セキュリティ上の理由から、SQL Server では名前付きパイプへのバックアップはサポートされません。

コマンド プロンプト ユーティリティ

isql ユーティリティ

sqlcmd ユーティリティを使用します。

メモ :

sqlcmd ユーティリティと osql ユーティリティでは、ストアド プロシージャの戻り値を終了値に渡すことがサポートされません。

詳細については、「sqlcmd ユーティリティ」を参照してください。

構成オプション

sp_configure の allow updates オプション

オプションは存在しますが、システム テーブルの直接的な更新はサポートされません。

構成オプション

sp_configure の open objects オプション

オプションは存在しますが、機能は非アクティブになっています。SQL Server 2005 では、オープンしているデータベース オブジェクト数は動的に管理され、使用可能なメモリ量によってのみ制限されます。open objects オプションは、既存スクリプトとの互換性を確保するために sp_configure に残されています。

構成オプション

sp_configure の set working set size オプション

オプションは存在しますが、機能は非アクティブになっています。

データベースの作成

DISK INIT

DISK RESIZE

SQL Server 6.x の従来の動作

データベースの作成

CREATE DATABASE の FOR LOAD オプション

RESTORE 操作によって、データベースを作成できます。

DBCC

DBCC DBREPAIR

DROP DATABASE を使用して破損したデータベースを削除します。

詳細については、「DROP DATABASE (Transact-SQL)」を参照してください。

DBCC

DBCC NEWALLOC

DBCC CHECKALLOC

詳細については、「DBCC (Transact-SQL)」を参照してください。

DBCC

DBCC PINTABLE、DBCC UNPINTABLE

なし。

DBCC

DBCC ROWLOCK

行レベルのロックは自動的に行われます。

DBCC

DBCC TEXTALL

DBCC TEXTALLOC

DBCC CHECKDB

DBCC CHECKTABLE

拡張ストアド プロシージャのプログラミング

元のログインから権限借用のコンテキスト切り替えがあった場合の、SRV_PFIELD 構造体の SRV_PWD フィールドの使用。

なし。

ネットワーク プロトコル

NWLink IPX/SPX、AppleTalk、Banyan Vines、Multiprotocol の各プロトコル。

サポートされるプロトコルのいずれかを使用するように、TCP/IP ソケット、名前付きパイプ、VIA、または共有メモリのアプリケーションとデータベース エンジンのインスタンスを構成します。

詳細については、「ネットワーク プロトコルの選択」を参照してください。

master の再構築

Rebuildm.exe

Setup.exe の REBUILDDATABASE オプションを使用します。

詳細については、「コマンド プロンプトから SQL Server 2005 をインストールする方法」を参照してください。

サンプル データベース

Northwind と pubs

AdventureWorks を使用します。ただし、Northwind と pubs をダウンロードとして使用でき、以前の SQL Server のインストールからコピーすることもできます。

詳細については、「サンプル データとサンプル データベース」を参照してください。

Setup.exe

リモート セットアップ (TARGETCOMPUTER パラメータ) はサポートされていません。

リモート接続を使用して、ユーザー インターフェイス モードまたはコマンド プロンプトから SQL Server セットアップ プログラムを実行します。

API

SQL-DMO ベース WMI プロバイダ

マネージ コード : Microsoft.SqlServer.Management.Smo.Wmi

非マネージ コード : 構成管理用の WMI プロバイダ

API

SQL 名前空間 API (SQL-NS)

なし。

Transact-SQL

*= および =* の外部結合演算子

FROM 句の JOIN 構文を使用します。

詳細については、「FROM (Transact-SQL)」を参照してください。

仮想テーブル

syslocks

sys.dm_tran_locks

詳細については、「sys.dm_tran_locks」を参照してください。