スナップショット フォルダの代替位置
スナップショットの代替位置を使用すると、既定の場所 (通常はディストリビュータ上) 以外の場所、または既定の場所に加えて別の場所にスナップショット ファイルを格納できます。代替位置には、別のサーバー、ネットワーク ドライブ、またはリムーバブル メディア (CD-ROM またはリムーバブル ディスクなど) を指定できます。
スナップショットの代替位置は、パブリケーションのプロパティとして格納されます。スナップショットの代替位置はパブリケーション プロパティであるため、ディストリビューション エージェントおよびマージ エージェントは同期処理の過程で適切なスナップショットを見つけることができます。
SQL Server 2000 より前のバージョンの Microsoft SQL Server を実行するサブスクライバは、スナップショットの代替位置を使用できません。したがって、そのようなサブスクライバの場合は、スナップショット ファイルの格納にはスナップショットの既定の場所を継続して使用します。
代替スナップショット フォルダを指定する必要がある場合、またはスナップショット ファイルを圧縮する必要がある場合には、パブリケーションの作成時に即座に初期スナップショットを作成せず、スナップショットの場所に関するパブリケーションのプロパティを設定してから、そのパブリケーションにスナップショット エージェントを実行してください。初期スナップショットの作成後に代替位置を変更した場合、パブリケーションに対して生成されたすべてのスナップショットは、新しい代替位置には再配置されません。この場合、パブリケーションの設定に応じて、マージ エージェントとディストリビューション エージェントが新しい代替位置でスナップショット ファイルを見つけることができなくなる可能性があります。
メモ : |
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[パブリケーション プロパティ] ダイアログ ボックスまたは sp_changepublication (Transact-SQL) を使用して、既定のスナップショット フォルダと同じ場所に代替位置を指定しないでください。 |
スナップショットの代替位置を指定するには
- SQL Server Management Studio: 代替スナップショット フォルダの場所を指定する方法 (SQL Server Management Studio)
- レプリケーション Transact-SQL プログラミング : スナップショットのプロパティを構成する方法 (レプリケーション Transact-SQL プログラミング)
参照
概念
スナップショットを使用したサブスクリプションの初期化
スナップショット オプション