Reporting Services の例外の処理
Reporting Services SOAP API クライアント要求を完了できない場合は、レポート サーバーが予期した呼び出しの結果ではなくエラーを返します。呼び出しを完了できない場合は、レポート サーバー Web サービスのエラーが SOAP Fault XML 要素として返されます。エラー解消の鍵となる要素は detail 要素です。この要素には、レポート サーバーが提供するすべてのエラー情報に加えて、Web サービス エラー情報も含まれています。detail 要素の中の最重要情報は、レポート サーバー エラー コードです。メッセージとエラー コードから、アプリケーションで次にとるべき適切な処理を判断することができます。SOAP エラーの詳細については、http://www.w3.org/TR/SOAP の World Wide Web Consortium (W3C) Web サイトを参照してください。
SOAP のエラーと .NET Framework
Microsoft .NET Framework では、Web サービスへのクライアント要求にエラーが発生した場合に、レポート サーバーが SoapException オブジェクトをスローすることによって Web サービスを呼び出すクライアント コードにエラーを通知します。SoapException は SOAP エラーに含まれる情報をラップします。SoapException の Detail プロパティは、SOAP エラーの detail 要素にマップされます。アプリケーションは SoapException オブジェクトを try ブロックまたは catch ブロックと共にキャッチし、SoapException の Detail プロパティを使用して適切な処理を行う必要があります。Reporting Services の SoapException クラスと Detail プロパティの詳細については、「Reporting Services SoapException クラス」を参照してください。SoapException クラスの詳細については、Microsoft .NET Framework SDK のマニュアルを参照してください。
参照
関連項目
Reporting Services SoapException クラス
概念
その他の技術情報
Reporting Services における例外処理の概要