レポート サーバー アイテムのプロパティ

アイテム プロパティは、レポート サーバー データベースのアイテムに固有のプロパティです。アイテム プロパティには、レポート、リンク レポート、フォルダ、リソース、モデル、データ ソースなどがあります。

次のアイテム プロパティ名は予約されています。これらと同じ名前のユーザー定義プロパティを作成することはできません。レポート サーバー Web サービス メソッドを使用すると、これらのプロパティの多くを読み取ったり、修正したりできます。

アイテム プロパティ

次のプロパティは、レポート サーバー データベースのすべてのアイテムに適用されます。

プロパティ 説明

CreatedBy

レポート サーバー データベースへアイテムを最初に追加したユーザーの名前。

CreationDate

アイテムがレポート サーバー データベースに追加された日付と時刻。

Description

アイテムの説明。

Hidden

ユーザーがアイテムを表示および使用できるかどうかを示す値。

ID

レポート サーバー データベースのアイテムの ID。

ModifiedBy

レポート サーバー データベースのアイテムを最後に変更したユーザーの名前。

ModifiedDate

ユーザーがアイテムを最後に変更した日付と時刻。

Name

レポート サーバー データベースのアイテムの名前。

Path

アイテムの完全なパス名。レポート サーバー データベースのアイテムのパスの長さは最大 260 字です。

Size

レポート サーバー データベースのアイテムのサイズ (バイト単位)。

Type

レポート サーバー データベースのアイテムの種類。

VirtualPath

レポート サーバー データベースのアイテムの仮想パス。VirtualPath プロパティの値は、ユーザーがそのアイテムを表示するときに使用するパスです。たとえば、report1 というレポートがユーザーの個人的な My Reports フォルダ内にある場合、仮想パスは /My Reports となります。アイテムの実際のパスは /Users/username/My Reports です。

フォルダ プロパティ

これまで説明したアイテム プロパティの他に、次のプロパティがレポート サーバー データベースのフォルダに適用されます。

プロパティ 説明

Reserved

フォルダの GetProperties メソッドが返す値は、レポート サーバーによって予約されています。予約されたフォルダには Users、My Reports、および / が含まれています。予約されたフォルダは、変更も削除もできません。

レポート プロパティ

これまで説明したアイテム プロパティの他に、次のプロパティがレポート サーバー データベースのレポートに適用されます。

プロパティ 説明

Language

レポートで使用される言語。値は、Internet Engineering Task Force (IETF) RFC1766 仕様で定義されている言語コードです。先頭の 2 文字は基本言語を指定します。ハイフンで区切られた 2 番目の部分は、言語のバリエーションや方言を指定します。レポート定義の Body 要素に関連付けられた Style 要素に値が指定されていない場合は、既定値がレポート サーバーの言語になります。

ReportProcessingTimeout

各レポートのタイムアウト値 (秒単位)。この値を設定すると、指定した時間が経過した時点でレポートの処理が中止されます。有効値は -12147483647 です。値が -1 の場合、処理中にレポートがタイムアウトしません。値が null の場合、レポート処理のタイムアウトとしてシステム プロパティ ReportProcessingTimeout の値が使用されます。既定値は null です。詳細については、「レポート サーバーのシステム プロパティ」を参照してください。

ExecutionDate

レポートのスナップショットが最後に作成された日付と時刻。

CanRunUnattended

スケジュールに基づいてレポートを自動実行できるかどうかを示す値。このプロパティを true に設定すると、レポート パラメータの既定値が定義され、データ ソースの資格情報がレポートと一緒に格納されるか、資格情報取得オプションが None に設定されます。このプロパティを false に設定すると、レポートを自動実行するための前提条件が満たされません。詳細については、「自動実行されるレポート処理用のアカウントの構成」を参照してください。

HasParameterDefaultValues

レポートのすべてのレポート パラメータが有効な既定値に設定されているかどうかを示す値。レポートにレポート パラメータがない場合も、値は true です。このプロパティが false に設定されている場合は、1 つ以上のレポート パラメータに有効な既定値がありません。

HasDataSourceCredentials

レポートに関連付けられているすべてのデータ ソースの資格情報取得オプション セットが None または Store であることを示す値。このプロパティが false に設定されている場合は、レポートに関連付けられているいずれかのデータ ソースの資格情報取得オプション セットが Integrated または Prompt です。

IsSnapshotExecution

レポートがスナップショットであるかどうかを示す値。

HasScheduleReadyDataSources

レポートのデータ ソースが、実行スケジュールをサポートするように構成されているかどうかを示す値。このプロパティが false に設定されている場合、ユーザーはレポートをサブスクライブできません。

リソース プロパティ

これまで説明したアイテム プロパティの他に、次のプロパティがレポート サーバー データベースのリソースに適用されます。

プロパティ 説明

MimeType

レポート サーバー データベースのリソースの MIME の種類。

参照

関連項目

Reporting Services Web Services Class Library

その他の技術情報

Web サービスと .NET Framework を使用したアプリケーションの構築
レポート サーバー Web サービス
レポート モデル

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手