レポート サーバー実行ログ
レポート サーバー実行ログには、サーバー上で実行するレポート、またはスケールアウト配置内の複数のサーバー上で実行するレポートに関する情報が含まれます。レポート実行ログを使用して、レポートを要求する頻度、最も多く使用される形式、および各処理フェーズでかかる処理時間 (単位はミリ秒) を調査できます。
次の一覧に、レポート実行ログに取得されるデータを示します。
- 要求を処理したレポート サーバー インスタンスの名前
- レポート識別子
- ユーザー識別子
- 要求の種類 (ユーザーまたはシステムのいずれか)
- 表示形式
- レポート実行に使用するパラメータ値
- レポート処理の期間を示す開始時刻と終了時刻
- データの取得、レポートの処理、レポートの表示にかかる時間 (単位はミリ秒)
- レポート実行のソース (1 = 実行中、2 = キャッシュ、3 = スナップショット、4 = 履歴)
- 状態 (rsSuccess またはエラー コードのいずれか。複数のエラーが発生する場合は、最初のエラーのみ記録)
- 表示されるレポートのサイズ (バイト単位)
- クエリから返される行数
ログ情報の表示
レポート サーバーは、レポート実行に関するデータのログを内部データベース テーブルに記録します。このテーブルは、それ自体で完全な情報を提供しません。また、ユーザーが理解できる形式でデータを表示しません。
レポート実行データを表示するには、Reporting Services に用意されているサンプルの SQL Server Integration Services パッケージを実行し、実行ログからデータを抽出してクエリを実行できるテーブル構造にそのデータを格納する必要があります。詳細については、「レポート実行ログ データのクエリ実行とレポート作成」を参照してください。
ログ ファイルの内容の管理
レポート実行のログ記録を有効または無効にするには、レポート マネージャの [サイトの設定] ページでオプションを選択します。このページでは、ログ エントリの保持期間を指定することもできます。既定では、この値は 60 日間です。この期間を超えるエントリは、毎日午前 2 時に削除されます。
参照
概念
その他の技術情報
Reporting Services のエラーおよびイベント