レポート ビルダにアクセスするためのロールの割り当て
更新 : 2006 年 4 月 14 日
レポート ビルダは、ビジネス ユーザーがレポート サーバーでレポートを作成および保存するための、アドホック レポート ツールです。レポート ビルダを使用したアドホック レポート機能は、必要とするユーザーにだけ提供できる優れた機能です。
特定のユーザーまたはグループにレポート ビルダへのアクセスを許可するためには、アクセスを許可するユーザーごと、またはグループごとに、システムレベルおよびアイテムレベルのロールの割り当てを定義する必要があります。レポート ビルダ ツールおよびレポート ビルダ レポートへのアクセスを許可するロールの割り当てを作成するには、以下のガイドラインに従ってください。レポート ビルダの利用可能性を決定するその他の要因の詳細については、「レポート サーバーでのレポート ビルダへのアクセスの構成」を参照してください。
レポート ビルダにアクセスするためのシステム ロールの割り当て
レポート ビルダを使用してアドホック レポートを作成、変更、保存するには、ユーザーに次の権限が割り当てられている必要があります。
- "レポート定義の実行" タスクを含むシステム ロール割り当て。
このタスクでは、ユーザーがレポート ビルダで (つまり、レポート サーバーとは独立したクライアント アプリケーションで) レポートを実行できます。Reporting Services には、このタスクを含む定義済みのシステム ユーザー ロールが用意されています。
レポート ビルダへのアクセスはレポート サーバー フォルダ階層内の個々のアイテムには依存しないので、システムレベルのロールの割り当てが必要になります。必要なタスクは、事前定義されているシステム ユーザー ロールおよびシステム管理者ロールの両方に含まれています。レポート ビルダへのアクセスを提供するには、どちらか一方のロールを使用します。以前のバージョンからアップグレードした場合は、既存のロール定義に "レポート定義の実行" タスクを追加する必要があります。 - 定義済みのレポート ビルダ ロールを含むアイテムレベルのロールの割り当て。
このロールには、レポートの作成、レポートのレポート ビルダへの読み込み、モデルの表示とナビゲート、レポートのレポート サーバーへの保存などのタスクが含まれます。
レポート ビルダのレポートを表示/ナビゲートするためのロールの割り当て
レポート ビルダからレポート サーバーに保存されたレポートを表示するには、閲覧者ロールなど、レポートを表示できるアイテム ロールが必要です。レポート サーバーのセキュリティの点では、レポート ビルダで作成したレポートは、レポート デザイナや、レポート定義を生成するその他のサード パーティのツールで作成およびパブリッシュしたレポートと同じです。レポートを表示するには、最小限の権限を持つロールで十分です。定義済みの閲覧者ロールには、ユーザーがレポート ビルダのレポートを表示するために必要なすべてのタスクが含まれています。他のレポートの場合と同様に、レポート ビルダのレポートは、レポート マネージャ、ブラウザ ウィンドウ、または SharePoint Web パーツで表示できます。
アドホック ナビゲーション パスを使用してレポートをナビゲートするには、モデルを表示することのできるアイテム ロールが必要です。閲覧者ロールには、このタスクが含まれています。レポート ビルダのレポートを表示するユーザーは、レポート内のデータ ナビゲーション パスに従ってナビゲートし、データをクリックして、必要なデータを含む一連の一時的なドリルスルー レポートを開くことができます。レポート内のデータをナビゲートする権限は、モデルによってサポートされます。モデルまたは特定のモデル アイテムに関するロールの割り当てを構成することで、ユーザーがレポート ビルダのレポート内のデータを表示できるかどうかを決定することができます。詳細については、「モデルのセキュリティ保護」を参照してください。
レポート ビルダのレポートをパブリッシュするためのロールの割り当て
レポート ビルダで使用するモデルをパブリッシュおよび管理するには、レポートとモデルの両方をレポート サーバーにアップロードすることのできるパブリッシャ ロールが必要です。この権限は、"レポートの管理" タスクおよび "モデルの管理" タスクで提供されます。詳細については、「パブリッシャ ロール」を参照してください。
参照
処理手順
概念
レポート ビルダの起動
レポートの表示
モデルのセキュリティ保護
モデルの管理
レポート ビルダの使用 (アドホック レポート)