AceCollection Class

1 つ以上のトラスティのアクセス権を指定するアクセス制御エントリのコレクションを表します。

名前空間: Microsoft.ReportingServices.Interfaces
アセンブリ: Microsoft.ReportingServices.Interfaces (microsoft.reportingservices.interfaces.dll 内)

構文

'宣言
<SerializableAttribute> _
<DefaultMemberAttribute("Item")> _
Public NotInheritable Class AceCollection
    Inherits CollectionBase
[SerializableAttribute] 
[DefaultMemberAttribute("Item")] 
public sealed class AceCollection : CollectionBase
[SerializableAttribute] 
[DefaultMemberAttribute(L"Item")] 
public ref class AceCollection sealed : public CollectionBase
/** @attribute SerializableAttribute() */ 
/** @attribute DefaultMemberAttribute("Item") */ 
public final class AceCollection extends CollectionBase
SerializableAttribute 
DefaultMemberAttribute("Item") 
public final class AceCollection extends CollectionBase

解説

AceCollection インスタンスには、種類が AceStruct のアイテムが含まれており、レポート サーバー データベースのアイテムに対するアクセス制御リスト (ACL) を表すために使用されます。

AceCollection は、レポート サーバー データベースのセキュリティ保護可能なアイテムへのアクセスを許可されたトラスティを識別します。ユーザーまたはプロセスがセキュリティ保護可能なアイテムにアクセスしようとすると、セキュリティ拡張機能はオブジェクトのアクセス制御エントリ コレクションのアクセス制御エントリを確認して、アクセスを許可するかどうかを判断します。セキュリティ拡張機能は、要求されたアクセス権をすべて許可するものが見つかるまで、アクセス制御エントリを順に確認します。アクセス確認の詳細については、「CheckAccess」を参照してください。

AceCollection は、Microsoft Windows のアクセス制御リストと似ています。フォルダや個々のレポートなど、レポート サーバー データベースの特定のアイテムに対して各ユーザーが持っているアクセス権をレポート サーバーに示す一覧です。各アイテムには、そのアクセス制御リストを識別するセキュリティ記述子があります。一覧には、アクセス特権を持っているシステム ユーザーごとのエントリがあります。最も一般的な特権には、プロパティの読み取り、コンテンツの更新、レポートの実行などがあります。各アクセス制御リストには、ユーザーまたはグループの名前と、ユーザーが実行を許可されている操作で構成される 1 つ以上のアクセス制御エントリがあります。これらの各ユーザーまたはグループには、列挙可能な操作のコレクションでのアクセス特権が指定されています。通常、システム管理者またはアイテム所有者は、レポート サーバー Web サービスを通してレポート サーバー ポリシーを設定する際に、オブジェクトのアクセス制御リストを作成します。管理アプリケーション (レポート マネージャなど) は、Web サービスの SetPolicies メソッドと SetSystemPolicies メソッドを呼び出します。

AceCollection は、引数として IAuthorizationExtension インターフェイスの CreateSecurityDescriptor メソッドに渡されます。CreateSecurityDescriptor を実装し、AceCollection と、セキュリティ記述子に必要な他のすべてのメタデータをシリアル化します。また、CheckAccess メソッドを実装するときは、レポート サーバー データベースのアイテムの AceCollection を処理する必要があります。

継承階層

System.Object
   System.Collections.CollectionBase
    Microsoft.ReportingServices.Interfaces.AceCollection

スレッド セーフ

この型の public static (Microsoft Visual Basic では共有 ) メンバは、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

プラットフォーム

開発プラットフォーム

サポートされているプラットフォームの一覧については、「SQL Server 2005 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェア」を参照してください。

対象プラットフォーム

サポートされているプラットフォームの一覧については、「SQL Server 2005 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェア」を参照してください。

参照

関連項目

AceCollection Members
Microsoft.ReportingServices.Interfaces Namespace