Visual Basic .NET で SQL Server 設定を変更する方法
このセクションでは、SQL Server のインスタンスのプロパティを表示および変更する方法について説明します。
コード例では、Information および Settings 内の SQL Server インスタンスについての情報が表示され、Settings オブジェクト プロパティおよび UserOptions オブジェクト プロパティの設定が変更されます。
SQL Server 設定の表示および変更
Visual Studio 2005 を起動します。
[ファイル] メニューの [新規作成] をポイントして [プロジェクト] をクリックします。[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスが表示されます。
[プロジェクトの種類] ペインで、[Visual Basic] をクリックします。[テンプレート] ペインで、[コンソール アプリケーション] をクリックします。
(省略可) [名前] ボックスに新しいアプリケーションの名前を入力します。
[OK] をクリックすると、Visual Basic コンソール アプリケーション テンプレートが読み込まれます。
[プロジェクト] メニューの [参照の追加] をクリックします。[参照の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。[参照] をクリックして、C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\SDK\Assemblies フォルダ内で SMO アセンブリを探します。次のファイルを選択します。
Microsoft.SqlServer.ConnectionInfo.dll
Microsoft.SqlServer.Smo.dll
Microsoft.SqlServer.SqlEnum.dll
Microsoft.SqlServer.SmoEnum.dll
[表示] メニューの [コード] をクリックします。または、[Module1.vb] ウィンドウをクリックしてコード ウィンドウを表示します。
コードでは、宣言の前に、次の Imports ステートメントを入力し、SMO 名前空間の型を修飾します。
Imports Microsoft.SqlServer.Management.Smo Imports Microsoft.SqlServer.Management.Common
このプロシージャの後に続くコードをメイン プログラムに挿入します。
アプリケーションを実行およびビルドします。
使用例
'Connect to the local, default instance of SQL Server.
Dim srv As Server
srv = New Server
'Display information about the instance of SQL Server in Information and Settings.
Console.WriteLine("OS Version = " & srv.Information.OSVersion)
Console.WriteLine("State = " & srv.Settings.State.ToString)
'Display information specific to the current user in UserOptions.
Console.WriteLine("Quoted Identifier support = " & srv.UserOptions.QuotedIdentifier)
'Modify server settings in Settings.
srv.Settings.LoginMode = ServerLoginMode.Integrated
'Modify settings specific to the current connection in UserOptions.
srv.UserOptions.AbortOnArithmeticErrors = True
'Run the Alter method to make the changes on the instance of SQL Server.
srv.Alter()
UserOptions オブジェクトと Settings オブジェクトの両方に Alter メソッドがあります。Alter メソッドは、これらのオブジェクトに対して個別に実行できます。