Visual Basic .NET でコレクションを使用してオブジェクトを参照する方法

このセクションでは、Visual Basic .NET で、参照するオブジェクトが所属しているコレクションを使用してオブジェクトの参照を行う方法について説明します。

コード例では、Columns プロパティ、Tables プロパティ、および Databases プロパティを使用して、列プロパティを設定する方法を示します。これらのプロパティはコレクションを表現しており、オブジェクト名前を指定するパラメータと共に使用すれば、特定のオブジェクトを識別するために使用できます。Tables コレクション オブジェクト プロパティには、名前とスキーマが必要です。

コレクションを使用したオブジェクトの参照

  1. Visual Studio 2005 を起動します。

  2. [ファイル] メニューの [新規作成] をポイントして [プロジェクト] をクリックします。[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [プロジェクトの種類] ペインで、[Visual Basic] をクリックします。[テンプレート] ペインで、[コンソール アプリケーション] をクリックします。

  4. (省略可) [名前] ボックスに新しいアプリケーションの名前を入力します。

  5. [OK] をクリックすると、Visual Basic コンソール アプリケーション テンプレートが読み込まれます。

  6. [プロジェクト] メニューの [参照の追加] をクリックします。[参照の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。[参照] をクリックして、C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\SDK\Assemblies フォルダ内で SMO アセンブリを探します。次のファイルを選択します。

    Microsoft.SqlServer.ConnectionInfo.dll

    Microsoft.SqlServer.Smo.dll

    Microsoft.SqlServer.SqlEnum.dll

    Microsoft.SqlServer.SmoEnum.dll

  7. [表示] メニューの [コード] をクリックします。または、[Module1.vb] ウィンドウをクリックしてコード ウィンドウを表示します。

  8. コードでは、宣言の前に、次の Imports ステートメントを入力し、SMO 名前空間の型を修飾します。

    Imports Microsoft.SqlServer.Management.Smo
    Imports Microsoft.SqlServer.Management.Common
    
  9. このプロシージャの後に続くコードをメイン プログラムに挿入します。

  10. アプリケーションを実行およびビルドします。

使用例

'Connect to the local, default instance of SQL Server.
Dim srv As Server
srv = New Server
'Modify a property using the Databases, Tables, and Columns collections to reference a column.
srv.Databases("AdventureWorks").Tables("Contact", "Person").Columns("LastName").Nullable = True
'Call the Alter method to make the change on the instance of SQL Server.
srv.Databases("AdventureWorks").Tables("Contact", "Person").Columns("LastName").Alter()

参照

概念

コレクションの使用

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手