エンドポイントの実装
エンドポイントは、要求をネイティブにリッスンできるサービスです。SMO は、Endpoint オブジェクトを使用することで、さまざまな種類のエンドポイントをサポートしています。Endpoint オブジェクトのインスタンスを作成し、そのプロパティを設定することで、特定のプロトコルを必要とする特定の種類のペイロードを処理するためのエンドポイント サービスを作成できます。
Endpoint オブジェクトの EndpointType プロパティを使用して、次の種類のペイロードの 1 つを指定することができます。
- データベースのミラー化
- SOAP
- Service Broker
- Transact-SQL
また、ProtocolType プロパティを使用して、サポートされている次の 2 つのプロトコルを指定することができます。
- HTTP プロトコル
- TCP プロトコル
ペイロードの種類を指定すると、Payload オブジェクト プロパティを使用して実際のペイロードを設定することができます。Payload オブジェクト プロパティは、プロパティを変更できる、指定された種類のペイロード オブジェクトへの参照を提供します。
DatabaseMirroringPayload オブジェクトに対して、ミラーリング ロール、および暗号化が有効であるかどうかを指定する必要があります。ServiceBrokerPayload オブジェクトには、メッセージ転送、許可される最大接続数、および認証モードに関する情報が必要です。SoapPayloadMethod オブジェクトでは、さまざまなプロパティの設定が必要です。これには、クライアントが使用できる SOAP ペイロード メソッド (ストアド プロシージャおよびユーザー定義関数) を指定する、Add オブジェクト プロパティなどがあります。
Protocol オブジェクト プロパティを使用すると、ProtocolType プロパティで指定された型のプロトコル オブジェクトを参照して、実際のプロトコルを設定することができます。HttpProtocol オブジェクトには、制限された IP アドレス、ポート、Web サイト、および認証情報のリストが必要です。また、TcpProtocol オブジェクトには、制限された IP アドレスおよびポート情報のリストも必要です。
エンドポイントを作成して定義を完了したら、データベース ユーザー、グループ、ロール、およびログオンに対して、アクセスの許可、取り消し、および拒否を行うことができます。
参照
処理手順
Visual Basic .NET でデータベース ミラーリング エンドポイント サービスを作成する方法
その他の技術情報
Service Broker エンドポイント
データベース ミラーリング エンドポイント