nscontrol ユーティリティ

nscontrol ユーティリティは、Microsoft SQL Server 2005 Notification Services を管理するためのコマンド プロンプト ユーティリティです。このユーティリティは、Notification Services のインスタンスおよびアプリケーションを展開、構成、監視、および制御するためのコマンドを提供します。

ms162760.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
nscontrol コマンドのさまざまな機能を実行する独自のアプリケーションを開発することができます。詳細については、Notification Services のサーバー管理オブジェクトの「Instance」クラスを参照してください。

構文規則

次の規則は nscontrol ユーティリティのすべてのコマンドに適用されます。

  • コマンドおよび引数の大文字と小文字は区別されません。
  • コマンドの引数は、先頭にハイフン (-) またはスラッシュ (/) のいずれかを付ける必要があります。いずれの記号も同じ意味を持ちます。
  • 引数と値の間にはスペースを入力します。
  • スペースを含んでいる値は二重引用符 (") で囲みます。

nscontrol コマンド

nscontrol で使用できるコマンドは次のとおりです。

トピック 説明

nscontrol create コマンド

Notification Services の新規インスタンスのインスタンス データベースおよびアプリケーション データベースを作成します。

nscontrol delete コマンド

Notification Services の既存インスタンスのインスタンス データベースおよびアプリケーション データベースを削除します。

nscontrol disable コマンド

指定された Notification Services コンポーネントを無効にします。

nscontrol displayargumentkey コマンド

配信チャネル引数とイベント プロバイダ引数の暗号化に使用するキーを表示します。

nscontrol enable コマンド

指定された Notification Services コンポーネントを有効にします。

nscontrol export コマンド

インスタンス データベースおよびアプリケーション データベースからメタデータをエクスポートし、アプリケーションごとに 1 つの XML インスタンス構成ファイル (ICF) と 1 つの XML アプリケーション定義ファイル (ADF) を作成します。

nscontrol listversions コマンド

インストールされている Notification Services のバージョンおよび登録されているインスタンスに関する情報を表示します。

nscontrol repair コマンド

指定された Notification Services インスタンスに対して、msdb データベース内の情報を更新します。

nscontrol register コマンド

Notification Services インスタンスに対してレジストリ エントリを作成または更新します。必要な場合は、インスタンスの Windows サービスおよびパフォーマンス カウンタを作成します。

nscontrol status コマンド

インスタンスおよびアプリケーションが現在、有効になっているか無効になっているかの状態を表示します。

nscontrol unregister コマンド

インスタンスのレジストリ情報を削除します。Windows サービスやパフォーマンス カウンタが存在する場合は、これらも削除します。

nscontrol update コマンド

ICF および ADF のメタデータを、インスタンス データベースおよびアプリケーション データベースのメタデータと比較し、必要な場合は検出された相違点についてデータベースを更新します。

nscontrol upgrade コマンド

以前のバージョンの製品を使用して作成された Notification Services インスタンスを現在のバージョンに、または以前のエディションを現在のエディションにアップグレードします。

参照

関連項目

Microsoft.SqlServer.Management.Nmo

その他の技術情報

Notification Services の管理
Notification Services の配置

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手