SQL Server Compact Edition サーバー エージェント ログについて

Microsoft SQL Server Compact Edition サーバー エージェント ログ ファイルには、各レプリケーションの同期に関する情報と、リモート データ アクセス (RDA) 操作での Push、Pull、および SubmitSQL に関する情報が含まれています。このログ ファイル (sqlcesa30.log) では、以下の省略形でレプリケーション操作と RDA 操作が表されます。

  • RSCB (Replication Session Control Block)
    各クライアントの操作を一意に識別する、自動的に値が増加される構造体です。

    Sqlcesa30.dll がロードされたときに、RSCB の値は 1 から始まります。Sqlcesa30.dll は、Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) または IIS を実行しているコンピュータの再起動時にのみアンロードされます。

  • コマンド
    次の表は、操作で実行されるコマンドの一覧です。

    コマンド 説明

    OPNW

    .in/.out ファイルを開いて、そのファイルにデータを書き込みます。書き込みが終了しても、ファイルは開いたままです。

    OPWC

    .in/.out ファイルを開いて、そのファイルにデータを書き込み、最後にファイルを閉じます。

    OPNR

    .in/.out ファイルを開いて、そのファイルからデータを読み取ります。

    PUT

    .in/.out ファイルにデータを書き込みます。

    FTCH

    .in/.out ファイルからデータを読み取ります。

    CLOS

    .in/.out ファイルを閉じます。

    SYNC

    サブスクライバとパブリッシャ間でデータを同期します。

    SCHK

    SYNC コマンドの完了を確認します。

    PULL

    RDA の Pull 操作です。

    PUSH

    RDA の Push 操作です。

    SQL

    RDA の SubmitSQL 操作です。

    ACK

    同期の成功または失敗を確認します。

  • Thread
    アクティブ スレッドの序数です。
  • HRESULT (HR)
    特定のコマンドのエラーです。

参照

ヘルプおよび情報

SQL Server Compact Edition のサポートについて