RDA_BATCHOPTION
RDA_BATCHOPTION 列挙値は、プッシュの対象となる行を 1 回のトランザクションでまとめて送信するかどうかを指定します。
メンバ
次の表で、RDA_BATCHOPTION の列挙子および対応する値について説明します。
メンバ名 | 値 | 説明 |
---|---|---|
BATCHINGOFF |
0 |
SQL Server 2005 Compact Edition (SQL Server Compact Edition) では、SQL Server へ複数の行を一度にプッシュすることはありません。1 行ごとに処理します。既定の設定です。 |
BATCHINGON |
1 |
SQL Server Compact Edition は、SQL Server へ、1 回のトランザクションで複数の行をプッシュします。 |
解説
既定の設定は BATCHINGOFF です。この場合、変更内容 (挿入、更新、および削除された内容) は、個別のトランザクションとして SQL Server のテーブルに適用されます。トランザクションが成功するかどうかは、他のトランザクションとは無関係です。BATCHINGON では、すべての変更が 1 回のトランザクションとして送信されます。この場合、トランザクションが成功するには、すべての変更内容の転送が成功する必要があります。1 つでも変更内容の転送に失敗すると、トランザクション全体が失敗し、変更内容は SQL Server のテーブルに一切反映されません。
BATCHINGON および BATCHINGOFF のいずれの場合も、発生したエラーの情報はすべてエラー テーブルに記録されます。最初に発生したエラーのみが記録されるということはありません。たとえば、BATCHINGON を指定した場合、変更された 5 行のうち 3 行が失敗すると、変更内容はまったく転送されませんが、発生した 3 つのエラーがエラー テーブルに記録されます。BATCHINGOFF を指定した場合は、同じ 3 つのエラーがエラー テーブルに記録されますが、成功した 2 行については正常に SQL Server のテーブルに反映されます。バッチ エラーの処理の詳細については、「RDA の競合の検出と報告」を参照してください。
参照
その他の技術情報
SQL Server Compact Edition リモート データ アクセスのプログラミング