RDA_TRACKOPTION

RDA_TRACKOPTION列挙値は、デバイスのテーブルの変更が追跡されるかどうかを指定します。

メンバ

次の表に、RDA_TRACKOPTION 列挙値の列挙子と対応する値の一覧および説明を示します。

メンバ名 説明

TRACKINGOFF

0

プルしたテーブルへの変更を SQL Server 2005 Compact Edition (SQL Server Compact Edition) で追跡しません。PRIMARY KEY 制約は不要であり、ローカル テーブルには作成されません。

TRACKINGON

1

プルしたテーブルへのすべての変更を SQL Server Compact Edition で追跡します。SQLSelectString に指定した内容に対応する PRIMARY KEY 制約がローカル テーブルに作成されます。既定の設定です。

TRACKINGONWITHINDEXES

2

ローカル テーブルのすべての変更を SQL Server Compact Edition で追跡します。SQLSelectString に指定された SQL Server テーブルのインデックスおよび PRIMARY KEY 制約がローカル テーブルに作成されます。

TRACKINGOFFWITHINDEXES

3

プルしたテーブルへの変更を SQL Server で追跡しません。ただし、SQLSelectString に指定された SQL Server テーブルのインデックスおよび PRIMARY KEY 制約がローカル テーブルに作成されます。

解説

TRACKINGON または TRACKINGONWITHINDEXES を指定した場合、ローカル テーブルで挿入、更新、または削除されたすべてのレコードを SQL Server Compact Edition で追跡します。TRACKINGON を指定した場合、プルしたテーブルに PRIMARY KEY 制約が作成されます。TRACKINGONWITHINDEXES を指定した場合は、プルしたテーブルに PRIMARY KEY 制約および関連するインデックスが作成されます。インデックスは、インデックスを構成する列をプルした場合にだけ作成されます。

RDA_TRACKOPTION が TRACKINGON または TRACKINGONWITHINDEXES に設定されている場合は、次の制限が適用されます。

  • SqlSelectString ステートメントから返されたレコードセットが更新可能でない場合は、エラーが発生します。
  • 主キーは、SELECT ステートメントから返される更新可能なレコードセットに定義する必要があります。
  • SELECT ステートメントでは、ビューまたはストアド プロシージャを参照できますが、ビューまたはストアド プロシージャで参照できるテーブルは 1 つだけで、かつ更新可能である必要があります。
  • TRACKINGONWITHINDEXES を指定した場合、SQL Server テーブルに存在するインデックス、および SQLSelectString に指定された列に関連するインデックスが、LocalTableName に指定された SQL Server Compact Edition ローカル テーブルに対して作成されます。

注意   ユーザーがデバイス上のプルされたテーブルを更新し、変更したレコードを元の SQL Server テーブルにプッシュする場合は、TRACKINGON または TRACKINGONWITHINDEXES を指定する必要があります。アプリケーションが Push メソッドを呼び出すと、SQL Server Compact Edition は変更追跡情報を使用して、ローカル SQL Server Compact Edition テーブル内で挿入、更新、および削除されたレコードを検索し、それらの変更を SQL Server に反映します。

参照

その他の技術情報

SQL Server Compact Edition リモート データ アクセスのプログラミング

ヘルプおよび情報

SQL Server Compact Edition のサポートについて