ユーザー指定の構成を指定した XML 入力ファイルのサンプル (DTA)

この XML 入力ファイルのサンプルでは、ユーザー指定の構成を Configuration 要素を使用して指定しています。このサンプルをコピーして、お使いの XML エディタやテキスト エディタに貼り付けてください。これにより、"what-if" 分析を行うことができます。"What-if" 分析では、Configuration 要素を使用して、チューニング対象のデータベースに対して仮想的な物理設計構造のセットを指定します。その後、データベース エンジン チューニング アドバイザを使用して、この仮想的な構成に対してワークロードを実行した場合の影響を分析し、クエリ処理のパフォーマンスが向上するかどうかを調べます。この分析方法には、実際に実装する場合のオーバーヘッドを生じさせることなく、新しい構成を評価できるという利点があります。仮想の構成で、期待したパフォーマンスの向上が得られなかった場合は、簡単に構成を変更でき、望ましい結果を生成する構成になるまで分析を繰り返し行えます。

このサンプルを編集ツールにコピーした後に、ServerDatabaseSchemaTableWorkloadTuningOptions、および Configuration 要素で指定する値を、特定のチューニング セッションの値に置き換えてください。これらの要素で使用できるすべての属性および子要素の詳細については、「XML 入力ファイル リファレンス (DTA)」を参照してください。以下のサンプルでは、使用できる属性や子要素の一部だけを使用しています。

コード

<?xml version="1.0" encoding="utf-16" ?>
<DTAXML xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns="https://schemas.microsoft.com/sqlserver/2004/07/dta">
  <DTAInput>
    <Server>
      <Name>MyServerName</Name>
<!-- To tune multiple databases, list them and their associated tables in the following section. -->
      <Database>
        <Name>MyDatabaseName</Name>
        <Schema>
          <Name>MyDatabaseSchemaName</Name>
<!-- You can list as many tables as necessary in the following section. -->
          <Table>
            <Name>MyTableName1</Name>
          </Table>
          <Table>
            <Name>MyTableName2</Name>
          </Table>
        </Schema>
      </Database>
    </Server>
    <Workload>
<!-- The following element specifies a workload file, which can be a trace file or a Transact-SQL script file. -->
      <File>c:\PathToYourWorkloadFile</File>
    </Workload>
    <TuningOptions>
      <TuningTimeInMin>180</TuningTimeInMin>
      <StorageBoundInMB>10000</StorageBoundInMB>
      <FeatureSet>IDX_IV</FeatureSet>
      <Partitioning>NONE</Partitioning>
      <KeepExisting>NONE</KeepExisting>
      <OnlineIndexOperation>OFF</OnlineIndexOperation>
    </TuningOptions>
    <Configuration SpecificationMode="Absolute">
      <Server>
        <Name>MyServerName</Name>
          <Database>
            <Name>MyDatabaseName</Name>
            <Schema>
              <Name>MyDatabaseSchemaName</Name>
                <Table>
                  <Name>MyTableName1</Name>
                  <Recommendation>
                    <Create>
                      <Index Clustered="true" Unique="false" Online="false" IndexSizeInMB="873.75">
                        <Name>MyIndexName</Name>
                        <Column Type="KeyColumn" SortOrder="Ascending">
                          <Name>MyColumnName1</Name>
                        </Column>
                        <Filegroup>MyFileGroupName1</FileGroup>
                      </Index>
                    </Create>
                  </Recommendation>
                </Table>
            </Schema>
          </Database>
      </Server>
    </Configuration>
  </DTAInput>
</DTAXML>

コメント

  • Configuration 要素に Absolute モードを指定した場合 (Configuration SpecificationMode="Absolute")、物理設計構造の削除はサポートされません。
  • Configuration 要素のいずれのモードでも (Relative または Absolute)、同一の物理設計構造の作成と削除はできません。

参照

関連項目

XML 入力ファイル リファレンス (DTA)

その他の技術情報

データベース エンジン チューニング アドバイザを使用した調査分析
XML 入力ファイルを使用したチューニング
XML 入力ファイルを作成する方法
dta ユーティリティを使用してデータベースをチューニングする方法
予備分析を実行する方法

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手