トランザクション (Transact-SQL)
トランザクションは、1 つの作業を表す単位です。トランザクションが成功すると、トランザクションの実行中に行われたすべてのデータ変更がコミットされ、データベースの変更が確定します。エラーが発生したため、トランザクションをキャンセルするか、またはロールバックする必要がある場合、すべてのデータ変更は消去されます。
SQL Server は、次のトランザクション モードで動作します。
- 自動コミット トランザクション
各ステートメントは 1 つのトランザクションです。
- 明示的なトランザクション
各トランザクションは、BEGIN TRANSACTION ステートメントで明示的に開始し、COMMIT または ROLLBACK ステートメントで明示的に終了します。
- 暗黙のトランザクション
新しいトランザクションは、前のトランザクションが終了すると暗黙的に開始しますが、各トランザクションは COMMIT または ROLLBACK ステートメントで明示的に終了します。
- バッチスコープのトランザクション
複数のアクティブな結果セット (MARS) にのみ該当します。MARS セッションで開始された Transact-SQL の明示的または暗黙的なトランザクションは、バッチスコープのトランザクションになります。バッチの完了時にコミットまたはロールバックされていないバッチスコープのトランザクションは、SQL Server により自動的にロールバックされます。
詳細については、「トランザクション (データベース エンジン)」を参照してください。
参照
関連項目
BEGIN DISTRIBUTED TRANSACTION (Transact-SQL)
BEGIN TRANSACTION (Transact-SQL)
COMMIT TRANSACTION (Transact-SQL)
COMMIT WORK (Transact-SQL)
ROLLBACK TRANSACTION (Transact-SQL)
ROLLBACK WORK (Transact-SQL)
SAVE TRANSACTION (Transact-SQL)
SET IMPLICIT_TRANSACTIONS (Transact-SQL)
@@TRANCOUNT (Transact-SQL)