BACKUP MASTER KEY (Transact-SQL)

データベースのマスタ キーをエクスポートします。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

BACKUP MASTER KEY TO FILE = 'path_to_file' 
    ENCRYPTION BY PASSWORD = 'password'

引数

  • FILE ='path_to_file'
    マスタ キーのエクスポート先ファイルの完全なパスを、ファイル名を含めて指定します。ローカル パスまたはネットワーク上の場所を示す UNC パスを指定できます。
  • PASSWORD ='password'
    ファイル内のマスタ キーの暗号化に使用されているパスワードを指定します。このパスワードに対しては、複雑性がチェックされます。詳細については、「パスワード ポリシー」を参照してください。

解説

マスタ キーは開かれている必要があります。したがって、バックアップ前に暗号化を解除する必要があります。マスタ キーがサービス マスタ キーで暗号化されている場合は、明示的に開く必要はありません。パスワードのみで暗号化されている場合は、明示的に開く必要があります。

マスタ キーは作成後すぐにバックアップし、安全な別の場所に保存することをお勧めします。

権限

データベースに対する CONTROL 権限が必要です。

次の例では、AdventureWorks マスタ キーのバックアップを作成します。このマスタ キーはサービス マスタ キーによって暗号化されているので、マスタ キーを開くときにはパスワードを指定する必要があります。

USE AdventureWorks;
OPEN MASTER KEY DECRYPTION BY PASSWORD = 'sfj5300osdVdgwdfkli7';
BACKUP MASTER KEY TO FILE = 'c:\temp\exportedmasterkey' 
    ENCRYPTION BY PASSWORD = 'sd092735kjn$&adsg';
GO 

参照

関連項目

CREATE MASTER KEY (Transact-SQL)
OPEN MASTER KEY (Transact-SQL)
CLOSE MASTER KEY (Transact-SQL)
RESTORE MASTER KEY (Transact-SQL)
ALTER MASTER KEY (Transact-SQL)
DROP MASTER KEY (Transact-SQL)

その他の技術情報

暗号化階層

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手