CREATE DATABASE (SQL Server Compact Edition)
新しいデータベース、およびデータベースの格納に使用するファイルを作成します。
構文
CREATE DATABASE database_name
[DATABASEPASSWORD 'database_password'
[ENCRYPTION {ON|OFF}]
]
[COLLATE collation_name comparison_style]
database password ::= identifier
引数
- database_name
新しいデータベースの名前。database_name 引数はファイル名であり、オペレーティング システムの命名制限とサイズ制限に従う必要があります。ファイル名で使用できる有効な文字はすべてデータベース名に使用できます。パス名の指定を省略すると、データベースは現在のディレクトリに作成されます。Microsoft SQL Server 2005 Compact Edition (SQL Server Compact Edition) のデータベース名の既定のファイル名拡張子は .sdf です。
- 'database_password'
パスワードで保護されたデータベースに接続しようとするときにパスワードを入力しないと、SQL Server Compact Edition からエラーが返されます。database_password は、単一引用符で囲む必要があります。
- ENCRYPTION
オプションの ENCRYPTION ON キーワードを使用すると、データベースは 128 ビットの暗号で暗号化されます。暗号化を使用するには、パスワードを指定する必要があります。
- collation_name
データベースの既定の照合順序を指定します。collation_name に指定できるのは、Windows 照合順序だけです。collation_name の指定を省略した場合、データベースにはデバイスの既定の照合順序が割り当てられます。照合順序名の一覧については、「COLLATE (SQL Server Compact Edition)」を参照してください。
- comparison_style
文字の比較形式を指定します。SQL Server Compact Edition でサポートされる形式は、CI_AS (大文字/小文字を区別しない、アクセントを区別する) だけです。collation_name パラメータおよび comparison_style パラメータは、単一引用符や二重引用符で囲みません。
解説
データベースに接続した状態でないと、CREATE DATABASE ステートメントを実行することはできません。データベースへの接続については、「SQL Server Compact Edition クエリ アナライザ」を参照してください。
コード例
A. パスワードで保護されたデータベースの作成
次の例では、パスワード付きのデータベースを作成します。
CREATE DATABASE "\test1.SDF" DATABASEPASSWORD '<tst1_pwd>'
パスワードで保護されたデータベースに接続しようとするときに正しいパスワードを入力しないと、SQL Server Compact Edition からエラーが返されます。
Error: 0x80040e4d DB_SEC_E_AUTH_FAILED
Minor Error: (25028)
Description: Authentication failed.
Interface defining error: IID_IDBInitialize
Param. 0:0
Param. 1:0
Param. 2:0
Param. 3:
Param. 4:
Param. 5:
エラーの詳細については、「SQL Server Compact Edition のエラー」を参照してください。
B. 照合順序を指定したデータベースの作成
次の例では、作成するデータベースに特定の照合順序を指定します。
CREATE DATABASE "SpanishDB.sdf" DATABASEPASSWORD '<MyPwd>' COLLATE Traditional_Spanish_CI_AS