ディメンションと属性の定義および構成

AttributeHierarchyEnabled

Analysis Services で属性に対して属性階層を生成するかどうかを指定します。属性階層が有効ではない場合、その属性をユーザー定義の階層で使用することも、属性階層を多次元式 (MDX) ステートメントで参照することもできません。

AttributeHierarchyOrdered

関連付けられた属性階層に順序付けを行うかどうかを指定します。既定値は True です。ただし、属性階層をクエリに使用しない場合は、このプロパティの値を False に変更する方が処理時間を節約できます。

CustomRollupColumn

カスタム ロールアップ式を定義する列を指定します。

DefaultMember

属性の既定のメンバを定義する多次元式 (MDX) 式を指定します。

DiscretizationBucketCount

分離対象のバケット数を示します。

EstimatedCount

属性内の推定メンバ数を指定します。既定値は、集計のデザイン ウィザードを実行するまでゼロとなります。このウィザードでは、レコード数をカウントすることも、推定値を入力することもできます。数がわかっており、そのカウントについてデータベースを照会する時間を節約する場合は、手動で値を入力します。実稼働データのテスト用サブセットを使用して作業している場合、実稼働データのカウントを使用することにより、テスト データではなく実稼働データに対して集計デザインを最適化できます。

ID

ディメンションの一意識別子 (ID) を示します。

IsAggregatable

属性メンバの値を集計できるかどうかを指定します。既定値は True (属性階層に (All) レベルがある) です。このプロパティの値が False の場合、属性階層には (All) レベルがありません。

MemberNamesUnique

属性階層内のメンバ名を一意にする必要があるかどうかを指定します。

MembersWithDataCaption

親属性内でシステム生成データ メンバのキャプションを作成する場合に、親属性で使用されるテンプレート文字列を指定します。このプロパティ値を使用するのは、Usage プロパティの値が Parent に設定されている (つまり、親子階層が定義されている) 場合だけです。

NameColumn

属性のキー列の値ではなく、ユーザーに対して表示される属性の名前を示す列を指定します。属性メンバのキー列値がわかりにくいかユーザーにとって有用ではない場合や、キー列が複合キーに基づいている場合は、この列を使用して、ユーザーにとってわかりやすい列を表示します。この NameColumn プロパティが親子階層内で使用されるのではなく、子メンバの NameColumn プロパティが親子階層内でメンバ名として使用されます。

OrderBy

属性階層内のメンバに順序を付ける方法を説明します。既定値は Name であり、NameColumn プロパティの値が存在する場合はその値に基づいて属性のメンバに順序を付け、それ以外の場合はキー列の値で順序を付けることを指定します。他の有効値は次のとおりです。

• Name : NameColumn プロパティの値で順序が付けられます。
  
• Key : 属性メンバのキー列の値で順序が付けられます。
  
• AttributeKey : 指定された属性のメンバ キーの値で順序が付けられます。この場合、この属性に対する属性リレーションシップが必要です。
  
• AttributeName : 指定された属性のメンバ名の値で順序が付けられます。この場合、この属性に対する属性リレーションシップが必要です。
  

RootMemberIf

親子階層のルート メンバ (最上位メンバ) を識別する方法を指定します。このプロパティ値を使用するのは、Usage プロパティの値が Parent に設定されている (つまり、親子階層が定義されている) 場合だけです。既定値は ParentIsBlankSelfOrMissing です。これは、ParentIsBlank、ParentIsSelf、または ParentIsMissing に記述されている条件を 1 つ以上満たすメンバだけがルート メンバとして扱われることを意味します。また、次の値も指定できます。

• ParentIsBlank : キー列が NULL、0、または空の文字列のメンバだけがルート メンバとして扱われます。
  
• ParentIsSelf : そのメンバ自体を親とするメンバだけがルート メンバとして扱われます。
  
• ParentIsMissing : 親が見つからないメンバだけがルート メンバとして扱われます。
  

UnaryOperatorColumn

単項演算子を含む列を指定します。

ValueColumn

属性の値を示す列を指定します。属性の NameColumn 要素が指定されている場合は、ValueColumn 要素の既定値と同じ DataItem 値が使用されます。属性の NameColumn 要素が指定されていないときに、属性の KeyColumns コレクションに、文字列データ型のキー列を表す 1 つの KeyColumn 要素が含まれている場合は、ValueColumn 要素の既定値と同じ DataItem 値が使用されます。