sp_altermessage (Transact-SQL)
SQL Server データベース エンジンのインスタンスでユーザー定義メッセージの状態を変更します。ユーザー定義メッセージは、sys.messages カタログ ビューを使用して表示できます。
重要 : |
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この機能は以前のバージョンの SQL Server から変更されました。詳細については、「SQL Server 2005 におけるデータベース エンジン機能の動作の変更」を参照してください。 |
構文
sp_altermessage [ @message_id = ] message_number , [ @parameter = ] 'write_to_log'
, [ @parameter_value = ] 'value'
引数
- [****@message_id =** ] message_number
sys.messages から変更するメッセージのエラー番号です。message_number のデータ型は int で、既定値はありません。
[ @parameter = ] 'write_to_log'
@parameter_value と共に使用して Microsoft Windows のアプリケーション ログにメッセージを書き込むことを指定します。write_to_log のデータ型は sysname で、既定値はありません。write_to_log は WITH_LOG または NULL に設定する必要があります。write_to_log を WITH_LOG または NULL に設定し、@parameter_value の値が true である場合、メッセージは Windows のアプリケーション ログに書き込まれます。write_to_log を WITH_LOG または NULL に設定し、@parameter_value の値が false である場合は、メッセージは常に Windows のアプリケーション ログに書き込まれるわけではありませんが、エラーの発生状況によっては書き込まれることもあります。write_to_log を指定した場合は、@parameter_value の値も指定する必要があります。メモ : Windows のアプリケーション ログにメッセージを書き込む場合は、データベース エンジンのエラー ログ ファイルにも同じ内容が書き込まれます。
- [ @parameter_value = ]****'value'
@parameter と共に使用して、エラーを Microsoft Windows のアプリケーション ログに書き込むことを指定します。value のデータ型は varchar(5) で、既定値はありません。true の場合は、エラーは常に Windows のアプリケーション ログに書き込まれます。false の場合、常に Windows のアプリケーション ログに書き込まれるわけではありませんが、エラーの発生状況によっては書き込まれることもあります。value を指定する場合は、@parameter** に write_to_log も指定する必要があります。
結果セット
ありません。
解説
sp_altermessage に WITH_LOG オプションを付けると、RAISERROR WITH LOG パラメータと同じように機能します。ただし、sp_altermessage では、既存メッセージの記録動作を変更できる点が異なります。メッセージを WITH_LOG に変更すると、ユーザーがエラーをどのような方法で起こしたかとは無関係に、メッセージは常に Windows のアプリケーション ログに書き込まれます。WITH_LOG オプションなしで RAISERROR を実行しても、Windows のアプリケーション ログにエラーが書き込まれます。
システム メッセージは、sp_altermessage を使用して変更することはできません。
権限
serveradmin 固定サーバー ロールのメンバシップである必要があります。
戻り値
成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 をそれぞれ返します。
例
次の例では、既存のメッセージ 55001
のログを Windows のアプリケーション ログに記録します。
sp_altermessage 55001, 'WITH_LOG', 'true';
GO
参照
関連項目
RAISERROR (Transact-SQL)
sp_addmessage (Transact-SQL)
sp_dropmessage (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)