ストアド プロシージャのクエリ コンテキストへのアクセス (Analysis Services)

ストアド プロシージャの実行コンテキストは、ADOMD.NET サーバー オブジェクト モデルの Context オブジェクトとして、ストアド プロシージャのコードで使用できます。これは、読み取り専用のコンテキストであり、ストアド プロシージャによって変更することはできません。このオブジェクトでは次のプロパティを使用できます。

プロパティ 種類 説明

CurrentCube

キューブ

現在のクエリ コンテキストのキューブです。

CurrentTuple

各階層の現在のメンバで構成される組です。

CurrentDatabaseName

文字列

現在のデータベースの識別子です。

CurrentConnection

接続

Pass

整数

現在のコンテキストのパス番号です。

Context オブジェクトは、多次元式 (MDX) オブジェクト モデルがストアド プロシージャで使用されている場合に存在し、MDX オブジェクト モデルがクライアントで使用されている場合には利用できません。Context オブジェクトは、ストアド プロシージャに明示的に渡されたり、ストアド プロシージャから明示的に返されることはなく、ストアド プロシージャの実行中に利用できます。

参照

概念

アセンブリ (Analysis Services)
ストアド プロシージャを使用した作業 (Analysis Services)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手