Analysis Services コンピュータのセキュリティ保護
他のすべてのアプリケーションと同様に、Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS) のデータにアクセスする最も直接的な方法は、アプリケーションが実行されている物理的なコンピュータからアクセスすることです。Analysis Services が実行されているコンピュータへの物理的なアクセスに成功した無許可のユーザーは、データ保護のためにその他のあらゆるセキュリティ対策が施されていたとしても、そのコンピュータに保存されているすべてのデータにアクセスできる可能性があります。
Analysis Services が実行されているコンピュータの物理的なセキュリティを向上させるには、次のいずれかの手順を実行します。
- 許可されたユーザーのみがそのコンピュータに物理的にアクセスできるようにします。可能であれば、施錠された部屋にコンピュータを設置し、アクセスを制限します。
- マザーボードの CMOS にフロッピーからのブート オプションがある場合は、このオプションを無効に設定し、フロッピー ディスクをすべて取り出します。
- マザーボードの CMOS に CD-ROM からのブート オプションがある場合は、このオプションを無効に設定します。
- 電源投入時のパスワードを使用してコンピュータを保護し、CMOS アクセスのパスワードを使用してマザーボードの CMOS 設定を保護します。
- 侵入検知がサポートされており、鍵がないと開かないコンピュータ ケースを使用して、コンピュータから離れた安全な場所に鍵を保管します。
参照
概念
Analysis Services 用の Windows オペレーティング システムのセキュリティ保護
プログラム ファイル、共通コンポーネント、およびデータ ファイルのセキュリティ保護
Analysis Services で使用するデータ ソースのセキュリティ保護
Analysis Services を使用したアクセスのセキュリティ保護
その他の技術情報
Analysis Services インスタンスとのクライアント通信のセキュリティ保護