属性リレーションシップのプロパティの構成

更新 : 2006 年 7 月 17 日

次の表で、属性リレーションシップのプロパティの一覧およびその説明を示します。

プロパティ 説明

Attribute

属性の名前を示します。

Cardinality

リレーションシップの基数を示します。値は、多対一リレーションシップの場合は Many、一対一リレーションシップの場合は One です。既定値は Many です。Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS) では、基数のプロパティは影響を受けません。このプロパティの使用は、将来実装するために予約されています。

Name

属性のよく似た名前を示します。

RelationshipType

メンバのリレーションシップが時間を経て変化するかどうかを示します。値が Rigid の場合、メンバ間のリレーションシップが時間を経て変化しないことを意味し、値が Flexible の場合は、メンバ間のリレーションシップが時間を経て変化することを意味します。既定では Flexible です。リレーションシップを Flexible に定義すると、集計は削除され、増分更新の一部として再計算されます (新しいメンバだけが追加された場合、集計は削除されません)。リレーションシップを Rigid に定義すると、Analysis Services ではディメンションが増分更新されたときの集計が維持されます。Rigid に定義されているリレーションシップが実際に変化した場合、Analysis Services では増分処理時にエラーが生成されます。適切なリレーションシップとリレーションシップのプロパティを指定すると、クエリ パフォーマンスと処理パフォーマンスが向上します。

Visible

属性リレーションシップの表示を決めます。値は True または False です。既定では True です。

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 7 月 17 日

新しい内容 :
  • Flexible (柔軟な) 集計と増分更新に関する情報を追加しました。