パブリッシャ情報、[パブリケーション]
[パブリケーション] タブを使用すると、左ペインで選択したパブリッシャにおけるすべてのパブリケーションに関する要約情報を取得できます。
オプション
[状態]
各パブリケーションの状態です。これは、サブスクリプションの最も優先度の高い状態により決定されます。既定では、パブリケーション情報を表示するグリッドは [状態] 列の順序で並べられています。表示される状態の値と、その値の並べ替え順 (たとえば、エラーは常にグリッドの上部に表示されます) を次に示します。- [エラー]
- [パフォーマンス クリティカル]
- [失敗したコマンドの再試行]
- [OK]
[パフォーマンス クリティカル] 状態は、トランザクション サブスクリプションとマージ サブスクリプションに関連しています。トランザクション サブスクリプションの場合は、しきい値が設定されている場合にのみ表示されます。パフォーマンスの測定としきい値の設定の詳細については、「レプリケーション モニタを使用したパフォーマンスの監視」および「レプリケーション モニタのしきい値と警告の設定」を参照してください。
- [パブリケーション]
各パブケーションの名前です。PublicationDatabaseName: PublicationName という形式になります。
- [サブスクリプション]
各パブリケーションのサブスクリプションの数です。
[同期中]
各パブリケーションにおいて現在同期しているサブスクリプションの数です。- トランザクション サブスクリプションが "同期" している場合、ディストリビューション エージェントが実行されていても、データは必ずしもレプリケートされるとは限りません。
- マージ レプリケーションが "同期" している場合、マージ エージェントは実行されており、データは現在レプリケートされています。
- スナップショット レプリケーションが "同期" している場合、ディストリビューション エージェントは実行されており、データは現在レプリケートされています。
[現在の平均パフォーマンス] と [現在の最低パフォーマンス]
Microsoft SQL Server 2005 以降のバージョンのみです。それぞれ、パブリケーションに対するすべてのサブスクリプションの、平均パフォーマンスと最低パフォーマンスの評価を表します。評価は、レプリケーション モニタにより取得された最新の計測結果に基づいています。サブスクリプションの経過的なパフォーマンスは反映されません。トランザクション レプリケーションの場合、レプリケーション モニタには、パフォーマンスしきい値が定義されているパブリケーションに対してのみ値が表示されます。パブリケーションにパフォーマンスしきい値が定義されていない場合、この列には [有効になっていません] と表示されます。マージ レプリケーションの場合、レプリケーション モニタには、50 以上の変更を伴う同期がそれぞれ同じ種類の接続 (ダイヤルアップまたは LAN) により 5 回行われた後で、値が表示されます。50 以上の変更を伴う同期が 5 回未満の場合、または最新の同期における変更が 50 未満の場合には、この列は空白になります。
パフォーマンス評価は、次のいずれかの値になります。
- [非常に良い]
- [良い]
- [普通]
- [悪い]
- [重大]
パフォーマンス評価の定義方法とパフォーマンスしきい値の設定方法については、「レプリケーション モニタを使用したパフォーマンスの監視」を参照してください。
参照
その他の技術情報
レプリケーション モニタを起動する方法 (レプリケーション モニタ)
パブリッシャの情報を表示し、タスクを実行する方法 (レプリケーション モニタ)
レプリケーション モニタを使用したレプリケーションの監視