SQL Server の Plan Cache オブジェクト
Plan Cache オブジェクトには、Microsoft SQL Server がストアド プロシージャ、アドホックおよび準備済みの Transact-SQL ステートメント、トリガなどのオブジェクトを保存するときに、メモリをどのように使用するかを監視するためのカウンタがあります。Plan Cache オブジェクトの複数のインスタンスを同時に監視できます。各インスタンスは、監視される異なる種類のクエリ プランを表します。
次の表では、SQLServer:Plan Cache カウンタについて説明します。
| SQL Server Plan Cache のカウンタ | 説明 |
|---|---|
Cache Hit Ratio |
キャッシュ ヒットとキャッシュ参照の比率。 |
Cache Object Counts |
キャッシュ内にあるキャッシュ オブジェクトの数。 |
Cache Pages |
キャッシュ オブジェクトによって使用される 8 KB ページの数。 |
Cache Objects in use |
使用中のキャッシュ オブジェクトの数。 |
オブジェクトの各カウンタには、次のインスタンスが含まれています。
| Plan Cache インスタンス | 説明 |
|---|---|
_Total |
すべての種類のキャッシュ インスタンスの情報。 |
Sql Plans |
自動パラメータ化クエリを含むアドホック Transact-SQL クエリから作成されたクエリ プランか、sp_prepare または sp_cursorprepare を使用して準備された Transact-SQL ステートメントから作成されたクエリ プラン。SQL Server は、後で同一の Transact-SQL ステートメントが実行された場合の再利用に備えて、アドホック Transact-SQL ステートメントのプランをキャッシュに格納します。ユーザーによるパラメータ化クエリも、明示的に準備されていない場合も含めて Prepared SQL Plans として監視されます。 |
Object Plans |
ストアド プロシージャ、関数、またはトリガの作成によって生成されたクエリ プラン。 |
Bound Trees |
ビュー、規則、計算済みの列、および CHECK 制約のための正規化ツリー。 |
Extended Stored Procedures |
拡張ストアド プロシージャのカタログ情報。 |
Temporary Tables & Table Variables |
一時テーブルおよびテーブル変数に関連するキャッシュ情報。 |
クエリ プランのキャッシュの詳細については、「実行プランのキャッシュと再利用」を参照してください。
参照
関連項目
SQL Server: Buffer Manager オブジェクト