[換算の種類の選択] (ビジネス インテリジェンス ウィザード) (SSAS)

[換算の種類の選択] ページを使用すると、複数の通貨で保存されているトランザクションに関して、現地通貨とレポート用通貨の間のリレーションシップを定義できます。現地通貨とは、[メジャーの選択] ページで選択されたメジャーのトランザクションが保存される通貨です。レポート用通貨とは、[メジャーの選択] ページで選択されたトランザクションが変換される通貨です。

ms178672.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
ビジネス インテリジェンス ウィザードをディメンション デザイナから起動した場合、または Business Intelligence Development Studio のソリューション エクスプローラでディメンションを右クリックして起動した場合には、このページは表示されません。

オプション

[多対多]

現地通貨を使用してトランザクションを格納します。この通貨換算機能は、このようなトランザクションを [通貨換算オプションの設定] ページで指定された、ピボットされた通貨に換算した後、1 つまたは複数の他のレポート用通貨に換算します。

たとえば、ピボットされた通貨を米国ドル (USD) に設定し、トランザクションをユーロ (EUR)、豪ドル (AUD)、およびメキシコ ペソ (MXN) でファクト テーブルに格納するように設定できます。このオプションを選択すると、これらのトランザクションは、指定された現地通貨からピボットされた通貨に換算されます。その後、換算されたトランザクションは、ピボットされた通貨から指定されたレポート用通貨に再び換算されます。その結果、トランザクションを指定された現地通貨で格納して、指定のピボットされた通貨または [レポート用通貨の指定] ページで指定されたいずれかのレポート用通貨で表示できるようになります。

[多対一]

現地通貨を使用してトランザクションを格納します。この通貨換算機能は、このようなトランザクションを [通貨換算オプションの設定] ページで指定された、ピボットされた通貨に換算します。ピボットされた通貨は、指定された唯一のレポート用通貨としての役割を持ちます。

ms178672.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
このオプションを選択した場合、[レポート用通貨の指定] ページは表示されません。

たとえば、ピボットされた通貨を米国ドル (USD) に設定し、トランザクションをユーロ (EUR)、豪ドル (AUD)、およびメキシコ ペソ (MXN) でファクト テーブルに格納するように設定できます。このオプションを選択すると、これらのトランザクションは、指定された現地通貨からピボットされた通貨に換算されます。その結果、トランザクションを指定された現地通貨で格納して、指定のピボットされた通貨で表示できるようになります。

[一対多]

トランザクションを [通貨換算オプションの設定] ページで指定された、ピボットされた通貨を使用して格納した後、1 つまたは複数の他のレポート用通貨に換算します。

ms178672.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
このオプションを選択した場合、[現地の通貨参照の定義] ページは表示されません。

たとえば、ピボットされた通貨を米国ドル (USD) に設定し、トランザクションを USD でファクト テーブルに格納するように設定できます。このオプションを選択すると、これらのトランザクションは、ピボットされた通貨から指定されたレポート用通貨に換算されます。その結果、トランザクションを指定のピボットされた通貨で格納して、指定のピボットされた通貨または [レポート用通貨の指定] ページで指定されたいずれかのレポート用通貨で表示できるようになります。

参照

関連項目

ビジネス インテリジェンス ウィザードの F1 ヘルプ (SSAS)
[キューブ デザイナ] (SSAS)
ディメンション デザイナ (SSAS)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手