sys.master_files (Transact-SQL)
更新 : 2006 年 4 月 14 日
master データベースに格納されているデータベースのファイルごとに 1 行のデータを保持します。これは、単一のシステム全体のビューです。対応する行を参照するには、少なくとも CREATE DATABASE、ALTER ANY DATABASE、または VIEW ANY DEFINITION 権限が必要です。
列名
データ型
説明
database_id
int
このファイルが適用されるデータベースの ID です。
file_id
int
データベース内のファイルの ID です。
file_guid
uniqueidentifier
ファイルの一意の識別子です。
NULL = データベースは Microsoft SQL Server の旧バージョンからアップグレードされています。
type
tinyint
ファイルの種類です。
0 = 行
1 = ログ
2 = 予約済み
3 = 予約済み
4 = フルテキスト
type_desc
nvarchar(60)
ファイルの種類の説明です。
ROWS
LOG
FULLTEXT
data_space_id
int
このファイルが属するデータ領域の ID です。データ領域はファイル グループです。
0 = ログ ファイル
name
sysname
データベース内のファイルの論理名です。
physical_name
nvarchar(260)
オペレーティング システム ファイル名です。
state
tinyint
ファイルの状態です。
0 = ONLINE
1 = RESTORING
2 = RECOVERING
3 = RECOVERY_PENDING
4 = SUSPECT
5 = 予約済み
6 = OFFLINE
7 = DEFUNCT
state_desc
nvarchar(60)
ファイルの状態の説明です。
ONLINE
RESTORING
RECOVERING
RECOVERY_PENDING
SUSPECT
OFFLINE
DEFUNCT
詳細については、「ファイルの状態」を参照してください。
size
int
現在のファイル サイズ (8 KB ページ単位) です。データベース スナップショットの場合、size は、スナップショットがファイルに対して使用する中で最大の領域を表します。
max_size
int
最大ファイル サイズ (8 KB ページ単位) です。
0 = 拡張は許可されません。
-1 = ディスクがいっぱいになるまでファイル サイズが拡張します。
268435456 = ログ ファイルは最大 2 TB まで拡張します。
メモ :
ログ ファイルのサイズを制限せずにアップグレードしたデータベースでは、ログ ファイルの最大サイズが -1 と報告されます。
growth
int
0 = ファイルのサイズは固定されており、容量を追加することはできません。
>0 = ファイルは自動的に拡張されます。
is_percent_growth が 0 の場合、拡張増分は 8 KB ページ単位で表され、最も近い 64 KB 単位の値に切り上げられます。
is_percent_growth が 1 の場合、拡張増分は、整数のパーセンテージで表されます。
is_media_read_only
bit
1 = ファイルは読み取り専用メディア上にあります。
0 = ファイルは読み取り/書き込みメディア上にあります。
is_read_only
bit
1 = ファイルは読み取り専用としてマークされます。
0 = ファイルは読み取り/書き込みとしてマークされます。
is_sparse
bit
1 = ファイルはスパース ファイルです。
0 = ファイルはスパース ファイルではありません。
詳細については、「データベース スナップショットのスパース ファイルのサイズについて」を参照してください。
is_percent_growth
bit
1 = ファイルの拡張はパーセンテージで表されます。
0 = ページ単位の絶対拡張サイズです。
is_name_reserved
bit
1 = 削除されたファイル名を再使用できます。新しいファイル名に対して名前 (name または physical_name) を再使用するには、ログのバックアップを実行する必要があります。
0 = ファイル名は再使用できません。
create_lsn
numeric(25,0)
ファイルが作成されたログ シーケンス番号 (LSN) です。
drop_lsn
numeric(25,0)
ファイルが削除された LSN です。
read_only_lsn
numeric(25,0)
ファイルを含むファイル グループが読み取り/書き込みから読み取り専用へ変更された (最新の変更) LSN です。
read_write_lsn
numeric(25,0)
ファイルを含むファイル グループが読み取り専用から読み取り/書き込みへ変更された (最新の変更) LSN です。
differential_base_lsn
numeric(25,0)
差分バックアップのベースです。この LSN の後に変更されたデータ エクステントが差分バックアップに含まれます。
differential_base_guid
uniqueidentifier
差分バックアップの基になるベース バックアップの一意識別子です。
differential_base_time
datetime
differential_base_lsn に対応する時間です。
redo_start_lsn
numeric(25,0)
次のロールフォワードを開始する必要がある LSN です。
state = RESTORING または state = RECOVERY_PENDING でない場合は NULL です。
redo_start_fork_guid
uniqueidentifier
復旧分岐の一意識別子です。復元される次のログ バックアップの first_fork_guid は、この値と一致する必要があります。これは、コンテナの現在の状態を表します。
redo_target_lsn
numeric(25,0)
このファイルでのオンライン ロールフォワードが停止できる LSN です。
state = RESTORING または state = RECOVERY_PENDING でない場合は NULL です。
redo_target_fork_guid
uniqueidentifier
コンテナを復元できる復旧分岐です。redo_target_lsn と組み合わせて使用します。
backup_lsn
numeric(25,0)
ファイルの最新データまたは差分バックアップの LSN です。
メモ : |
---|
大きなインデックスを削除または再構築した場合や、大きなテーブルの削除または切り捨てを行った場合、データベース エンジンは実際のページ割り当て解除とその関連付けられたロックを、トランザクションがコミットされるまで遅延します。遅延された削除操作は、割り当てられた領域をすぐには解放しません。そのため、ラージ オブジェクトを削除または切り捨てた後すぐに sys.master_files から返される値は、実際の使用可能ディスク領域を表していない場合があります。遅延割り当ての詳細については、「ラージ オブジェクトの削除と再構築」を参照してください。 |
参照
関連項目
データベースとファイルのカタログ ビュー (Transact-SQL)
sys.databases (Transact-SQL)
sys.database_files (Transact-SQL)
その他の技術情報
ヘルプおよび情報
変更履歴
リリース | 履歴 |
---|---|
2006 年 4 月 14 日 |
|