EncryptByAsymKey (Transact-SQL)

更新 : 2006 年 4 月 14 日

非対称キーでデータを暗号化します。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

EncryptByAsymKey ( Asym_Key_ID , { 'plaintext' | @plaintext } )

引数

  • Asym_Key_ID
    データベース内の非対称キーの ID を指定します。 int.
  • cleartext
    非対称キーで暗号化するデータの文字列を指定します。
  • @plaintext
    非対称キーを使って暗号化されているデータを含む、nvarchar 型、char 型、varchar 型、binary 型、varbinary 型、または nchar 型の変数を指定します。

戻り値の型

varbinary 型 (最大サイズは 8,000 バイト)

解説

非対称キーでの暗号化および暗号化解除は、対称キーの場合に比べて非常に時間がかかります。テーブル内のユーザー データなど、大きなデータセットは、非対称キーを使用して暗号化しないことをお勧めします。代わりに、強力な対称キーを使用してデータを暗号化し、非対称キーを使用してその対称キーを暗号化してください。

次の例では、@cleartext に格納されているテキストを非対称キー JanainaAsymKey02 を使用して暗号化します。暗号化したデータは、ProtectedData04 テーブルに挿入します。

INSERT INTO [AdventureWorks].[Sales].[ProtectedData04] 
    values( N'data encrypted by asymmetric key ''JanainaAsymKey02''',
    EncryptByAsymKey(AsymKey_ID('JanainaAsymKey02'), @cleartext) )
GO

参照

関連項目

DecryptByAsymKey (Transact-SQL)
CREATE ASYMMETRIC KEY (Transact-SQL)

その他の技術情報

暗号化階層

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手