sp_replmonitorhelpmergesessiondetail (Transact-SQL)
マージ レプリケーションの監視に使用する特定のレプリケーション マージ エージェント セッションに関するアーティクル レベルの詳細情報を返します。結果セットには、セッション中に同期された各アーティクルの詳細行が含まれます。また、セッションの初期化を表す行や、セッションのアップロードおよびダウンロード フェーズの両方を要約した行も含まれます。このストアド プロシージャは、ディストリビュータ側でディストリビューション データベースについて実行されます。または、サブスクライバ側でサブスクリプション データベースについて実行されます。
構文
sp_replmonitorhelpmergesessiondetail [ @session_id = ] session_id
引数
- [ @session_id = ] session_id
エージェント セッションを指定します。session_id のデータ型は int で、既定値はありません。
結果セット
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
PhaseID |
int |
同期セッションのフェーズです。次のいずれかの値をとります。 0 = 初期化行またはサマリ行 1 = アップロード 2 = ダウンロード |
ArticleName |
sysname |
同期されているアーティクルの名前です。ArticleName には、アーティクルの詳細を表さない結果セット内の行の概要情報も含まれます。 |
PercentComplete |
decimal |
現在実行中のセッションまたは失敗したセッションに関する特定のアーティクル詳細行で適用された合計変更のパーセントを示します。 |
RelativeCost |
decimal |
アーティクルの同期にかかる時間を、セッションの総同期時間のパーセンテージで示します。 |
Duration |
int |
エージェント セッションの長さです。 |
Inserts |
int |
セッションにおける挿入数です。 |
Updates |
int |
セッションにおける更新数です。 |
Deletes |
int |
セッションにおける削除数です。 |
Conflicts |
int |
セッションで発生した競合の数です。 |
ErrorID |
int |
セッション エラーの ID です。 |
SeqNo |
int |
結果セット内のセッションの順序です。 |
RowType |
int |
結果セット内の各行が表す情報の種類を示します。 0 = 初期化 1 = アップロードの概要 2 = アーティクルのアップロードの詳細 3 = ダウンロードの概要 4 = アーティクルのダウンロードの詳細 |
SchemaChanges |
int |
セッションのスキーマ変更の数です。 |
解説
sp_replmonitorhelpmergesessiondetail は、マージ レプリケーションの監視に使用します。
サブスクライバ側で実行する場合、sp_replmonitorhelpmergesessiondetail は直前に実行された 5 つのマージ エージェント セッションに関する詳細情報のみを返します。
権限
sp_replmonitorhelpmergesessiondetail を実行できるのは、ディストリビュータ側のディストリビューション データベースまたはサブスクライバ側のサブスクリプション データベースに対する db_owner または replmonitor 固定データベース ロールのメンバだけです。
戻り値
成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 をそれぞれ返します。
参照
その他の技術情報
レプリケーションをプログラムから監視する方法 (レプリケーション Transact-SQL プログラミング)