MAX (Transact-SQL)

式の最大値を返します。後に OVER 句が続く場合があります。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

MAX ( [ ALL | DISTINCT ] expression )  

引数

  • ALL
    すべての値に集計関数が適用されます。ALL が既定値です。
  • DISTINCT
    重複する値は 1 つだけが処理されます。DISTINCT は MAX では意味がなく、SQL-92 との互換性を保つためだけに指定可能になっています。
  • expression
    定数、列名、関数、および算術演算子、ビット演算子、文字列演算子の組み合わせを指定します。MAX は、数値型列、文字型列、および datetime 型列に使用できますが、bit 型列には使用できません。集計関数とサブクエリは使用できません。

    詳細については、「式 (Transact-SQL)」を参照してください。

戻り値の型

expression と同じ型の値を返します。

ms187751.note(ja-jp,SQL.90).gif重要 :
AVG(DISTINCT column_name)、COUNT(DISTINCT column_name)、MAX(DISTINCT column_name)、MIN(DISTINCT column_name)、および SUM(DISTINCT column_name) などの非重複集計関数は、CUBE または ROLLUP を使用している場合はサポートされません。使用した場合、Microsoft SQL Server 2005 データベース エンジンはエラー メッセージを返し、クエリを取り消します。

解説

NULL 値はすべて無視されます。

文字型列の場合は、決められた順序での最高の値が返されます。

次の例では、最高 (最大) の税率を返します。

USE AdventureWorks;
GO
SELECT MAX(TaxRate)
FROM Sales.SalesTaxRate;
GO

以下に結果セットを示します。

------
19.60

(1 row(s) affected)

Warning, null value eliminated from aggregate.

参照

関連項目

集計関数 (Transact-SQL)
OVER 句 (Transact-SQL)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手