NSSubscriberDeviceView

Notification Services では、各 Notification Services インスタンスに対して 1 つの NSSubscriberDeviceView ビューが作成されます。このビューには、すべてのサブスクライバのサブスクライバ デバイスに関する情報が格納されます。このビューを使用すると、Notification Services インスタンスのサブスクライバ デバイスの表示と、サブスクライバのデバイスの挿入、更新、削除が行えます。

ビュー列

次の表は、NSSubscriberDeviceView ビューに含まれるサブスクライバ デバイスの情報を示しています。

データ型 説明

SubscriberId

nvarchar(255)

サブスクライバの識別子。サブスクライバで複数のデバイスが定義されている場合、このビューには同じサブスクライバが複数回表示されることがあります。

Enabled

bit

値が 1 の場合、サブスクライバは有効で、通知を受信できます。この列には値を挿入しないでください。

Created

datetime

サブスクライバ レコードが Notification Services インスタンスに追加された日時。この列には値を挿入しないでください。

Updated

datetime

サブスクライバ レコードが最後に更新された日時。この列には値を挿入しないでください。

DeviceName

nvarchar(255)

通知の送信先デバイスの名前。SubscriberIdDeviceName の組み合わせは、このビュー内で一意であることが必要です。

DeviceTypeName

nvarchar(255)

電子メール、ファイルなど、送信先デバイスの種類。

DeviceAddress

nvarchar(255)

電子メール アドレスなど、通知の送信先アドレス。

DeliveryChannelName

nvarchar(255)

通知の送信に使用する配信チャネルの名前。

解説

NSSubscriberDeviceView ビューはインスタンス データベースにあります。インスタンス構成でインスタンス スキーマが指定されている場合は、ビューはそのスキーマ内にあり、指定されていない場合は、ビューは dbo スキーマ内にあります。

権限

このビューに対する SELECT 権限は、sysadmin サーバー ロールおよび db_owner サーバー ロールのメンバに与えられています。また、Notification Services のデータベース ロールである、NSAnalysisNSDistributorNSEventProviderNSGeneratorNSReaderNSRunServiceNSSubscriberAdmin、および NSVacuum もこの権限を使用できます。

このビューの INSERT、UPDATE、DELETE 権限は、NSSubscriberAdmin データベース ロールのメンバに与えられています。

次のクエリでは、NSSubscriberDeviceView のすべてのデータを表示します。

USE StockInstanceNSMain;
GO
SELECT * FROM NSSubscriberDeviceView;
GO

次のクエリでは、NSSubscriberDeviceView にサブスクライバ デバイスを挿入します。

USE TutorialNSMain;
GO
INSERT INTO dbo.NSSubscriberDeviceView 
(SubscriberId, DeviceName, DeviceTypeName, 
    DeviceAddress, DeliveryChannelName)
VALUES (N'TestUser1', N'Work e-mail', N'e-mail', 
    N'danw@adventure-works.com', N'FileChannel');
GO

参照

関連項目

Notification Services のビュー

その他の技術情報

サブスクリプション管理アーキテクチャ
サブスクリプション管理インターフェイスの開発

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手