sp_helpdynamicsnapshot_job (Transact-SQL)
フィルタ処理されたデータ スナップショットを生成するエージェント ジョブに関する情報を返します。このストアド プロシージャは、パブリッシャ側でパブリケーション データベースについて実行されます。
構文
sp_helpdynamicsnapshot_job [ [ @publication = ] 'publication' ]
[ , [ @dynamic_snapshot_jobname = ] 'dynamic_snapshot_jobname' ]
[ , [ @dynamic_snapshot_jobid = ] 'dynamic_snapshot_jobid' ]
引数
- [ @publication = ] 'publication'
パブリケーションの名前を指定します。publication のデータ型は sysname で、既定値は % です。既定値の場合はすべてのパブリケーションが対象となり、指定した dynamic_snapshot_jobid と dynamic_snapshot_jobname に一致する、フィルタ選択されたすべてのデータ スナップショット ジョブに関する情報が返されます。
[ @dynamic_snapshot_jobname = ] 'dynamic_snapshot_jobname'
フィルタ選択されたデータ スナップショット ジョブの名前を指定します。dynamic_snapshot_jobname のデータ型は sysname で、既定値は %' です。既定値の場合は、指定した dynamic_snapshot_jobid のパブリケーションに対するすべての動的ジョブが返されます。ジョブの作成時にジョブ名が明示的に指定されなかった場合、ジョブ名は次の形式になります。'dyn_' + <name of the standard snapshot job> + <GUID>
- [ @dynamic_snapshot_jobid = ] 'dynamic_snapshot_jobid'
フィルタ選択されたデータ スナップショット ジョブの識別子を指定します。dynamic_snapshot_jobid のデータ型は uniqueidentifier で、既定値は NULL です。既定値の場合は、指定した dynamic_snapshot_jobname に一致するすべてのスナップショット ジョブが返されます。
結果セット
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
id |
int |
フィルタ処理されたデータ スナップショット ジョブの識別子。 |
job_name |
sysname |
フィルタ処理されたスナップショット ジョブの名前。 |
job_id |
uniqueidentifier |
ディストリビュータ側の Microsoft SQL Server エージェント ジョブの識別子。 |
dynamic_filter_login |
sysname |
パブリケーション用に定義されているパラメータ化された行フィルタで、SUSER_SNAME 関数を評価するために使用される値。 |
dynamic_filter_hostname |
sysname |
パブリケーション用に定義されているパラメータ化された行フィルタで、HOST_NAME 関数を評価するために使用される値。 |
dynamic_snapshot_location |
nvarchar(255) |
パラメータ化された行フィルタを使用する場合、スナップショット ファイルの読み取り元フォルダへのパス。 |
frequency_type |
int |
エージェントの予定実行頻度。次のいずれかの値になります。 1 = 1 回 2 = 要求時 4 = 毎日 8 = 毎週 16 = 毎月 32 = 月単位 64 = 自動開始 128 = 定期的 |
frequency_interval |
int |
エージェントの実行日。次のいずれかの値になります。 1 = 日曜日 2 = 月曜日 3 = 火曜日 4 = 水曜日 5 = 木曜日 6 = 金曜日 7 = 土曜日 8 = 毎日 9 = 平日 10 = 土日 |
frequency_subday_type |
int |
frequency_type が 4 (毎日) の場合に、エージェントの実行頻度を定義する種類。次のいずれかの値をとります。 1 = 指定した時間 2 = 秒 4 = 分 8 = 時間 |
frequency_subday_interval |
int |
frequency_subday_type を単位とした、エージェントの予定実行間隔。 |
frequency_relative_interval |
int |
frequency_type が 32 (月単位) の場合に、指定された月にエージェントを実行する週。次のいずれかの値をとります。 1 = 第 1 週 2 = 第 2 週 4 = 第 3 週 8 = 第 4 週 16 = 最終週 |
frequency_recurrence_factor |
int |
週または月を単位とした、エージェントの予定実行間隔。 |
active_start_date |
int |
エージェントの最初の実行予定日。日付の形式は YYYYMMDD です。 |
active_end_date |
int |
エージェントの最後の実行予定日。日付の形式は YYYYMMDD です。 |
active_start_time |
int |
エージェントの最初の実行予定時刻。時刻の形式は HHMMSS です。 |
active_end_time |
int |
エージェントの最後の実行予定時刻。時刻の形式は HHMMSS です。 |
解説
sp_helpdynamicsnapshot_job は、マージ レプリケーションで使用します。
すべて既定のパラメータ値を使用する場合は、パブリケーション データベース全体が対象となり、すべてのパーティション データ スナップショット ジョブに関する情報が返されます。
権限
sp_helpdynamicsnapshot_job を実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロール、db_owner 固定データベース ロール、およびパブリケーションのパブリケーション アクセス リストのメンバだけです。
戻り値
0 (成功) または 1 (失敗)
参照
関連項目
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)