CREATE CREDENTIAL (Transact-SQL)
資格情報を作成します。
構文
CREATE CREDENTIAL credential_name WITH IDENTITY = 'identity_name'
[ , SECRET = 'secret' ]
引数
- credential_name
作成する資格情報の名前を指定します。credential_name はシャープ (#) 記号で始めることはできません。## で始まる資格情報はシステム資格情報です。
- IDENTITY ='identity_name'
サーバーの外部に接続するときに使用するアカウントの名前を指定します。
- SECRET ='secret'
送信の認証に必要なシークレットを指定します。この句は省略可能です。
解説
資格情報は、SQL Server 外部のリソースへの接続に必要な認証情報を含むレコードです。通常、資格情報には Windows ユーザーとパスワードが含まれます。
IDENTITY が Windows ユーザーの場合、このシークレットにはパスワードを指定できます。シークレットはサービス マスタ キーを使用して暗号化されます。サービス マスタ キーが再生成された場合、シークレットは新しいサービス マスタ キーを使用して再度暗号化されます。
資格情報を作成した後、CREATE LOGIN または ALTER LOGIN を使用して、この資格情報を SQL Server ログインにマップすることができます。1 つの SQL Server ログインは 1 つの資格情報だけにマップできますが、1 つの資格情報は複数の SQL Server ログインにマップできます。詳細については、「資格情報」を参照してください。
資格情報に関する情報は、sys.credentials カタログ ビューで確認できます。
権限
ALTER ANY CREDENTIAL 権限が必要です。
例
次の例では、資格情報 AlterEgo
を作成します。この資格情報には Windows ユーザー RettigB
とパスワード sdrlk8$40-dksli87nNN8
が含まれます。
CREATE CREDENTIAL AlterEgo WITH IDENTITY = 'RettigB',
SECRET = 'sdrlk8$40-dksli87nNN8';
GO
参照
関連項目
ALTER CREDENTIAL (Transact-SQL)
DROP CREDENTIAL (Transact-SQL)
CREATE LOGIN (Transact-SQL)
ALTER LOGIN (Transact-SQL)
sys.credentials (Transact-SQL)