sp_check_join_filter (Transact-SQL)

2 つのテーブル間の結合フィルタを検証し、結合フィルタ句が有効かどうかを判別する場合に使用します。このストアド プロシージャは、指定したテーブルの事前計算されたパーティションで、指定した結合フィルタを使用できるかどうかなど、指定した結合フィルタに関する情報を返します。このストアド プロシージャは、パブリケーション上のパブリッシャ側で実行されます。詳細については、「事前計算済みパーティションによるパラメータ化されたフィルタのパフォーマンス最適化」を参照してください。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

sp_check_join_filter [ @filtered_table = ] 'filtered_table'
        , [@join_table = ] 'join_table'
        , [ @join_filterclause = ] 'join_filterclause'

引数

  • [ @filtered_table= ] 'filtered_table'
    フィルタ済みテーブルの名前を指定します。filtered_table のデータ型は nvarchar(400) で、既定値はありません。
  • [ @join_table= ] 'join_table'
    filtered_table に結合されているテーブルの名前を指定します。join_table のデータ型は nvarchar(400) で、既定値はありません。
  • [ @join_filterclause = ] 'join_filterclause'
    テストする結合フィルタ句を指定します。join_filterclause のデータ型は nvarchar(1000) で、既定値はありません。

結果セット

列名 データ型 説明

can_use_partition_groups

bit

事前計算されたパーティションをパブリケーションで使用できるかどうかを示します。1 は事前計算されたパーティションを使用できることを示し、0 は使用できないことを示します。

has_dynamic_filters

bit

指定したフィルタ句で、少なくとも 1 つのパラメータ化されたフィルタ関数が使用されているかどうかを示します。1 はパラメータ化されたフィルタ関数が使用されていることを示し、0 は使用されていないことを示します。

dynamic_filters_function_list

nvarchar(500)

アーティクルのパラメータ化されたフィルタを定義する、フィルタ句内の関数の一覧。各関数はセミコロンで区切られます。

uses_host_name

bit

HOST_NAME() 関数がフィルタ句で使用されているかどうかを示します。1 はこの関数が存在することを示します。

uses_suser_sname

bit

SUSER_SNAME() 関数がフィルタ句で使用されているかどうかを示します。1 はこの関数が存在することを示します。

解説

sp_check_join_filter は、マージ レプリケーションで使用します。

テーブルがパブリッシュされていない場合でも、関連するテーブルに対して sp_check_join_filter を実行できます。このストアド プロシージャは、2 つのアーティクル間の結合フィルタを定義する前に、結合フィルタ句を検証するときに使用できます。

権限

sp_check_join_filter を実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールまたは db_owner 固定データベース ロールのメンバだけです。

戻り値

0 (成功) または 1 (失敗)

参照

関連項目

レプリケーション ストアド プロシージャ (Transact-SQL)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手