トレースの開始、一時停止、および停止

SQL Server Profiler を使用して新しいトレース定義するか、テンプレートを作成したら、新しいトレース定義またはテンプレートを使用してデータのキャプチャを開始、一時停止、または停止することができます。

トレースの開始

定義されているトレース元が SQL Server データベース エンジン または Analysis Services のインスタンスである場合、トレースを開始すると、SQL Server により、キャプチャしたサーバー イベントを一時的に保持する場所を提供するキューが作成されます。

SQL Server Profiler を使用して SQL トレースにアクセスすると、トレース ウィンドウが表示されていない場合、トレースの開始時に新しいトレース ウィンドウが表示され、データがすぐにキャプチャされます。

Transact-SQL システム ストアド プロシージャを使用して SQL トレースにアクセスする際には、データをキャプチャする SQL Server のインスタンスが起動されるたびにトレースを開始する必要があります。トレースの開始後に変更できるのはトレースの名前のみです。

ms190221.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
既存のトレースを使用する場合、プロパティを参照できますが、変更できません。プロパティを変更するには、トレースを停止または一時停止する必要があります。

トレースの一時停止

トレースを一時停止すると、トレースを再開するまで、それ以上のイベント データはキャプチャされません。トレースを再開すると、トレース操作が再開されます。キャプチャを再開しても、それ以前にキャプチャしたデータが失われることはありません。トレースを再開すると、その時点から、データのキャプチャが再開されます。トレースを一時停止している間は、名前、イベント、列、およびフィルタを変更することができます。ただし、トレース データの送信先またはサーバー接続は変更できません。

トレースの停止

トレースを停止すると、データのキャプチャも停止します。トレースを停止した場合、トレースを再開すると、既にキャプチャしたデータは失われます。ただし、トレース ファイルまたはトレース テーブルにキャプチャしたデータが失われることはありません。トレースを停止した後に、キャプチャしたデータをテーブルまたはファイルに保存することは可能です。トレースを停止しても、あらかじめ選択されているすべてのトレース プロパティは保存されます。トレースを停止した後は、名前、イベント、列、およびフィルタを変更できます。

参照

処理手順

一時停止または停止したトレースを再開する方法 (SQL Server Profiler)
トレースを一時停止する方法 (SQL Server Profiler)
トレースを停止する方法 (SQL Server Profiler)
トレース ウィンドウを消去する方法 (SQL Server Profiler)
トレース ウィンドウを閉じる方法 (SQL Server Profiler)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手