sp_changegroup (Transact-SQL)

現在のデータベースでユーザーのロール メンバシップを変更します。

ms190367.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
sp_changegroup は、以前のバージョンの Microsoft SQL Server との互換性のために提供されます。新しい開発作業では、代わりに sp_addrolemember および sp_droprolemember を使用してください。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

sp_changegroup [ @grpname= ] 'role' 
     , [ @username = ] 'user'

引数

  • [ @grpname = ] 'role'
    ユーザーを追加するロールを指定します。role のデータ型は sysname で、既定値はありません。role は現在のデータベースに存在する必要があります。
  • [ @username = ] 'user'
    ロールに追加するユーザーを指定します。user のデータ型は sysname で、既定値はありません。登録できるユーザーは、現在のデータベースに既に存在するユーザーだけです。

リターン コードの値

0 (成功) または 1 (失敗)

解説

ロールを使用すると、メンバに適用される権限を管理することができます。ユーザーをロールに追加した場合、そのユーザーはロールに与えられている権限を取得します。

sp_changegroup を実行すると、user のセキュリティ アカウントは、role のメンバとして追加され、他のすべてのロールからは削除されます。他のロールのメンバシップを変更せずに、単一のロールのロール メンバシップを変更するには、sp_addrolemember および sp_droprolemember を使用します。

新しいユーザーにデータベースへのアクセス権を設定するときに、sp_adduser を使用して、ユーザーをロールに追加することもできます。

すべてのユーザーは、既定のロール public のメンバです。

ユーザー定義のトランザクション内では、sp_changegroup は実行できません。

権限

db_owner 固定データベース ロールのメンバシップ、db_securityadmin 固定データベース ロールのメンバシップ、ロールを所有するロールのメンバシップ、ロールに対する ALTER 権限のいずれかが必要です。

次の例では、Albert というユーザーをロール developers のメンバに設定します。

EXEC sp_changegroup 'developers', 'Albert'

参照

関連項目

セキュリティ ストアド プロシージャ (Transact-SQL)
sp_addrole (Transact-SQL)
sp_addrolemember (Transact-SQL)
sp_adduser (Transact-SQL)
sp_dropgroup (Transact-SQL)
sp_helpgroup (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手