Web 同期が使用されるようにサブスクリプションを構成する方法 (SQL Server Management Studio)

新規 : 2005 年 12 月 5 日

ここでは、マージ レプリケーション用に Web 同期を構成する 3 番目の手順を説明します。パブリケーションを有効にし、Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) を構成してから、この手順を実行します。構成プロセスの概要については、「マージ レプリケーションの Web 同期を構成する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。ここでの手順を完了すると、作成したサブスクリプションが同期されます。詳細については、「プル サブスクリプションの同期をとる方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。

Web 同期が使用されるようにサブスクリプションを構成するには、次の手順に従って、サブスクリプションの新規作成ウィザードを使用します。

ms345214.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
サブスクリプションの新規作成ウィザードを実行するには、サブスクライバからパブリッシャへの SQL Server 接続を行う必要があります。サブスクライバで使用できる接続が HTTP のみの場合は、ストアド プロシージャを使用してサブスクリプションを構成します。詳細については、「Web 同期を使用するようにサブスクリプションを構成する方法 (レプリケーション Transact-SQL プログラミング)」を参照してください。

Web 同期が使用されるようにサブスクリプションを構成するには

  1. サブスクリプションの新規作成ウィザードの [マージ エージェントの場所] ページで、[サブスクライバで各エージェントを実行する (プル サブスクリプション)] を選択します。このウィザードの使用方法については、「プル サブスクリプションを作成する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。

  2. [Web 同期] ページで、この同期方法を使用する各サブスクライバについて [Web 同期を使用します] を選択します。

  3. [Web サーバー情報] ページで、次の操作を行います。

    1. パブリケーションで Web 同期を構成したときに指定した既定の Web アドレスをそのまま使用するか、別の IIS のインスタンスの完全修飾 URL を入力します。
    2. IIS に接続するときに使用する認証の種類を選択します。使用できる認証の種類は、IIS に対して有効化されているもののみです (Web 同期の構成ウィザードまたは IIS マネージャで設定します)。
      SSL (Secure Sockets Layer) と基本認証を組み合わせて使用することをお勧めします。使用する認証の種類にかかわらず、SSL は必須です。基本認証を指定する場合は、このウィザードでマージ エージェントに対して指定したのと同じアカウントを IIS への接続に対しても指定することをお勧めします。
      ms345214.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
      基本認証は、資格情報を IIS に渡すための方法です。基本認証を使用しても、IIS への接続に Windows ドメイン アカウントを指定する機能には影響ありません。Web 同期の推奨事項の詳細については、「Web 同期の構成」の「Web 同期のセキュリティの推奨事項」を参照してください。
  4. ウィザードを完了します。

参照

処理手順

プル サブスクリプションのプロパティを表示および変更する方法 (SQL Server Management Studio)

概念

マージ レプリケーションの Web 同期を構成する方法 (SQL Server Management Studio)
マージ レプリケーションの Web 同期

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手