チュートリアル : モバイル クライアントとの間のデータのレプリケーション
レプリケーションは、中央のサーバーと、常時接続でないモバイル クライアントの間でデータを移動する際の問題を解決する有効なソリューションです。レプリケーション ウィザードを使用すると、レプリケーション トポロジを簡単に設定し、管理できます。このチュートリアルでは、モバイル クライアント用のレプリケーション トポロジを設定する方法を学習します。
学習する内容
このチュートリアルでは、マージ レプリケーションを使用して中央のデータベースから 1 名以上のモバイル ユーザーにデータをパブリッシュし、各ユーザーが独自にフィルタ選択されたデータ サブセットを取得するようにします。最初のレッスンでは、SQL Server Management Studio を使ってパブリケーションを作成する方法を学習し、後のレッスンではサブスクリプションを作成および同期する方法を学習します。
必要条件
このチュートリアルは、データベースの基本的な操作は理解しているが、レプリケーション機能についてはあまり詳しくないユーザーを対象としています。このチュートリアルを行うには、「チュートリアル : レプリケーションに備えたサーバーの準備」を完了しておく必要があります。
このチュートリアルを使用するには、システムに次のコンポーネントがインストールされている必要があります。
パブリッシャ サーバー側 (レプリケーション元) :
SQL Server 2008 の任意のエディション。ただし、Express (SQL Server Express) と SQL Server Compact 3.5 SP2 は除きます。レプリケーションのパブリッシャとして使用できないため除きます。
AdventureWorks2008R2 サンプル データベース。セキュリティ強化のため、既定ではサンプル データベースがインストールされません。サンプル データベースのインストール方法については、「SQL Server のサンプルとサンプル データベースのインストールに関する注意点」を参照してください。
サブスクライバ サーバー側 (レプリケーション先) :
- SQL Server 2008 の任意のエディション。ただし、SQL Server Compact 3.5 SP2 は除きます。SQL Server Compact 3.5 SP2 は、このチュートリアルで作成するパブリケーションで使用できません。
注 既定では、レプリケーションは SQL Server Express にインストールされません。
注 |
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SQL Server Management Studio では、固定サーバー ロール sysadmin のメンバとしてログインし、パブリッシャとサブスクライバに接続する必要があります。 |
このチュートリアルの推定所要時間 : 30 分
このチュートリアルで行うレッスン
注 |
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チュートリアルを行うときは、ドキュメント ビューアのツール バーに [次のトピック] ボタンと [前のトピック] ボタンを追加することをお勧めします。詳細については、「ヘルプへの [次のトピック] ボタンと [前のトピック] ボタンの追加」を参照してください。 |