サービス マスタ キーをバックアップする方法

サービス マスタ キーは、SQL Server の暗号化階層のルートです。サービス マスタ キーは、バックアップして安全な別の場所に保存してください。このバックアップの作成は、サーバー管理操作開始段階で実行します。

サービス マスタ キーをバックアップするには

  1. SQL Server Management Studio で、バックアップするサービス マスタ キーが格納されている SQL Server のインスタンスに接続します。

  2. バックアップ メディアでサービス マスタ キーの暗号化に使用するパスワードを指定します。このパスワードに対しては、複雑性がチェックされます。詳細については、「パスワード ポリシー」を参照してください。

  3. バックアップしたキーのコピーを保存するためにリムーバブル バックアップ メディアを用意します。

  4. キーのバックアップを作成する NTFS ディレクトリを指定します。このディレクトリは、次の手順で指定するファイルの作成先となります。このディレクトリは、制限の厳しい ACL で保護する必要があります。

  5. クエリ エディタで、次の Transact-SQL コマンドを実行します。BACKUP SERVICE MASTER KEY TO FILE = '<complete path and filename>' ENCRYPTION BY PASSWORD = '<password>' ; GO

  6. ファイルをバックアップ メディアにコピーして、コピーしたファイルを確認します。

  7. バックアップを安全な場所に保存します。

セキュリティに関する注意セキュリティに関する注意

通常は、バックアップの複数のコピーを作成し、そのうち 1 つをローカルに保存することをお勧めします。ローカル コピーは、サービス マスタ キーのバックアップ時に作成したファイルでもかまいません。