レポート サーバー アイテムのサイトおよびリスト権限のリファレンス
ここでは、SharePoint 統合モードで動作するレポート サーバーに関して、レポート サーバー処理に対するアクセスの許可に使用できる、SharePoint Foundation 2010 の権限のリファレンス情報を提供します。このトピックは、カスタム権限レベルを作成する場合に使用する権限を選択するのに役立ちます。
SharePoint Foundation 2010 には、コンテンツおよび処理へのアクセスを制御するために使用できる 33 個の権限があります。そのうちの 14 個の権限は、ドキュメントおよび Reporting Services レポート サーバーが関係する処理に適用されます。この記事の権限リファレンス表を見れば、どの権限で特定のレポート タスクがサポートされているかがわかります。
それぞれの表の先頭には、SharePoint Foundation 2010 権限のリストと説明があります。また、権限がどのように使用されるかを定義済みの権限レベルで示す 3 つの列があります。定義済みの権限レベルとは、フル コントロール、投稿、および閲覧者です。これらの定義済みの権限レベルは、表のスペース上の理由から、F、C、および V という省略形で示されています。既定のセキュリティ設定での権限の使われ方を知ることで、独自の権限レベルでその権限を選択するかどうかを判断しやすくなります。
レポート サーバーに影響しない権限は除外しています。また、個人用の設定に使用する権限もすべてこのリファレンス資料から除外しています。パーソナライズした Web サイトにレポート サーバー アイテムを含めることはできますが、レポート サーバーで、パーソナライズ要求または処理を直接扱うことはありません。
リスト権限
レポート サーバー アイテムが格納されているライブラリに対して設定した権限は、ユーザーがこれらのアイテムにどのようにアクセスできるかを決定します。
権限 |
説明 |
F |
C |
V |
レポート サーバーの処理 |
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リストの管理 |
リストの作成および削除、リスト内の列の追加または削除、リストのパブリック ビューの追加または削除を行います。 |
○ |
レポート作成ツールから発行操作を行う際、SharePoint ライブラリにフォルダーを作成します。レポート履歴の管理にもこの権限が必要です。 |
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アイテムの追加 |
リストへのアイテムの追加、ドキュメント ライブラリへのドキュメントの追加、および Web ディスカッションのコメントの追加を行います。 |
○ |
○ |
レポート、レポート モデル、共有データ ソース、およびリソース (外部イメージ ファイル) を SharePoint ライブラリに追加します。共有データ ソースを作成します。共有データ ソースからレポート モデルを生成します。レポート ビルダーを起動して新しいレポートを作成するか、レポート ビルダーにモデルを読み込みます。 |
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アイテムの編集 |
リスト内のアイテムの編集、ドキュメント ライブラリ内のドキュメントの編集、ドキュメント内の Web ディスカッション コメントの編集、ドキュメント ライブラリ内の Web パーツ ページのカスタマイズを行います。 |
○ |
○ |
レポート履歴スナップショットを含め、ドキュメントの過去のバージョンを表示します。レポートおよびその他のドキュメントのアイテム プロパティを編集します。レポート処理オプションを設定します。レポートに関するパラメーターを設定します。データ ソースのプロパティを編集します。レポート履歴スナップショットを作成します。レポート ビルダーでレポート モデルまたはモデルベースのレポートを開き、変更をファイルに保存します。クリックスルー レポートをモデルのエンティティに割り当てます。レポート定義、共有データ ソース、レポート モデル、またはリソースを新しいバージョンに置き換えます (メタデータを残してファイルを置き換えます)。レポートまたはモデルから参照されている依存アイテムを管理します。特定のレポートについて、レポート ビューアー Web パーツをカスタマイズします。 |
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アイテムの削除 |
リストのアイテム、ドキュメント ライブラリのドキュメント、およびドキュメントの Web ディスカッション コメントを削除します。 |
○ |
○ |
レポート、レポート モデル、共有データ ソース、およびその他のドキュメントをライブラリから削除します。 |
|
アイテムの表示 |
リストのアイテム、ドキュメント ライブラリのドキュメント、および Web ディスカッション コメントを表示します。 |
○ |
○ |
○ |
レポート、レポート モデル、およびその他のドキュメントを開いて、レポート サーバーで処理できるようにします。 |
アイテムを開く |
サーバー側のファイル ハンドラーでドキュメントのソースを表示します。 |
○ |
○ |
○ |
共有データ ソースのリストを表示します。レポート定義またはレポート モデルのソース ファイルのコピーをダウンロードします。レポート モデルをデータ ソースとして使用するクリックスルー レポートを表示します。 |
バージョンの表示 |
リスト アイテムまたはドキュメントの過去のバージョンを表示します。 |
○ |
○ |
○ |
ドキュメントおよびレポート スナップショットの過去のバージョンを表示します。 |
バージョンの削除 |
リスト アイテムまたはドキュメントの過去のバージョンを削除します。 |
○ |
○ |
ドキュメントおよびレポート スナップショットの過去のバージョンを削除します。 |
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通知の作成 |
電子メールによる通知を作成します。 |
○ |
○ |
○ |
Reporting Services 配信拡張機能を使用してレポートをターゲットの場所に配信するサブスクリプションを作成、変更、および削除します。サブスクリプションの所有者と通知の管理権限を持つユーザーのみが、これらの操作を実行できます。 |
注 |
---|
上記以外のリスト権限には、"チェックアウトの上書き"、"アイテムの承認"、および "アプリケーション ページの表示" があります。レポート サーバーでは、これらの権限が評価されません。レポート サーバーでは、これらの操作が処理されません。 |
サイト権限
サイト権限は、特定のライブラリに格納されているアイテムには直接関係しない、レポート サーバー処理へのアクセスを決定します。たとえば、複数のライブラリ内のアイテムによって使用できる共有スケジュールの作成と管理や、サイト全体で使用できるレポート ビューアー Web パーツの構成などがこれに該当します。
権限 |
説明 |
F |
C |
V |
レポート サーバーの処理 |
---|---|---|---|---|---|
権限の管理 |
Web サイトの権限レベルを作成および変更し、権限をユーザーおよびグループに割り当てます。 |
○ |
すべてのレポート サーバー アイテムおよび処理について権限を変更できます。モデル アイテム セキュリティを設定できます。 |
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Web サイトの管理 |
コンテンツの管理に加え、Web サイトのあらゆる管理作業を行います。 |
○ |
共有スケジュールを作成、変更、または削除します。 |
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ページの追加とカスタマイズ |
HTML ページまたは Web パーツ ページを追加、変更、または削除します。また、Windows SharePoint Services 互換のエディターを使用して Web サイトを編集します。 |
○ |
レポート ビューアー Web パーツを追加または削除します。 |
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ユーザー情報の参照 |
Web サイトのユーザーに関する情報を表示します。 |
○ |
○ |
○ |
さまざまなサイト、ライブラリ、およびフォルダーに含まれているレポートなどのアイテムを参照します。ライブラリにレポートなどのアイテムをパブリッシュします。 |
権限の一覧 |
Web サイト、リスト、フォルダー、ドキュメント、またはリスト アイテムに対する権限を一覧表示します。 |
○ |
すべてのレポート サーバー アイテムに対する権限を読み取ります。モデル アイテム セキュリティ設定を含むレポート モデルが使用されているクリックスルー レポートを表示します。 |
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通知の管理 |
Web サイトのすべてのユーザーに対して通知を管理します。 |
○ |
サイトのサブスクリプションの作成、変更、および削除を行います。 |
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リモート インターフェイスの使用 |
SOAP、Web DAV、または SharePoint デザイナー インターフェイスを使用して Web サイトにアクセスします。 |
○ |
○ |
○ |
レポート サーバーに対する URL プロキシ エンドポイントを呼び出すために使用します。 |
開く |
Web サイト、リスト、またはフォルダーを開き、これらのコンテナー内のアイテムにアクセスします。 |
○ |
○ |
○ |
スケジュールおよびアイテム プロパティを読み取ります。 |