ソリューションの配置 (Analysis Services - データ マイニング)

次の図で強調されているように、データ マイニング プロセスの最後の手順では、最適なパフォーマンスを示したモデルを運用環境に配置します。

データ マイニング手順 6 : マイニング モデルの配置

マイニング モデルを運用環境に移行した後は、必要に応じて多くのタスクを実行できます。実行できる一般的なタスクを次に示します。

  • モデルを使用して予測を作成します。これは、業務上の意志決定に使用できます。SQL Server では、予測クエリを作成するための DMX 言語と、クエリを作成するための予測クエリ ビルダが提供されています。

  • データ マイニング機能をアプリケーションに直接埋め込みます。マイニング構造とマイニング モデルを作成、変更、処理、および削除するためにアプリケーションで使用できる一連のオブジェクトを含んでいる分析管理オブジェクト (AMO) またはアセンブリを含めることができます。または、XML for Analysis (XMLA) メッセージを Analysis Services のインスタンスに直接送信できます。

  • Integration Services を使用してパッケージを作成します。ここで、マイニング モデルは、入力されたデータを複数のテーブルに適切に分割するために使用されます。たとえば、潜在的な顧客に関してデータベースが継続的に更新される場合は、Integration Services と共にマイニング モデルを使用して、入力されるデータを製品を購入する可能性のある顧客と製品を購入する可能性のない顧客に分割できます。

  • ユーザーが既存のマイニング モデルに対して直接問い合わせできるレポートを作成します。

モデルの更新は、配置方法の一部です。より多くのデータが組織に入ってくるので、モデルを再処理して効果を向上させる必要があります。