レッスン 3: ODBC からフラット ファイルへエクスポートするためのウィザードの実行

このレッスンでは、SQL Server インポートおよびエクスポート ウィザードを実行して、基本的なデータ転送パッケージを作成します。ウィザードを実行するときに、以下の選択を行います。

  • データ ソースを指定します。SQL Server ODBC データ ソースをソースとして使用して、AdventureWorks2008R2 データベース内の Sales.SalesTerritory テーブルの行を選択します。

  • 出力先を指定します。テキスト ファイルにデータを書き込みます。ウィザードを使用してテキスト ファイルを構成します。

ウィザードを実行した後に、パッケージの名前を変更します。パッケージの名前を変更すると、パッケージを自己文書化できます。

SQL Server インポートおよびエクスポート ウィザードを実行するには

  1. Business Intelligence Development Studio で、前のレッスンで作成した Integration Services プロジェクトがまだ開いていない場合は、ここで開きます。

  2. ソリューション エクスプローラーで、[SSIS パッケージ] フォルダーを右クリックし、[SSIS インポートおよびエクスポート ウィザード] をクリックします。

    注意

    ソリューション エクスプローラー ウィンドウが開いていない場合は、[表示] メニューの [ソリューション エクスプローラー] をクリックします。

  3. SQL Server インポートおよびエクスポート ウィザードの [ようこそ] ページで、[次へ] をクリックします。

  4. [データ ソースの選択] ページで、以下の選択を行います。

    1. [データ ソース] で、[.Net Framework Data Provider for ODBC] を選択します。

    2. [接続文字列] に、次のテキストを入力します。

      Dsn=SQL Server ODBC データ ソースの名前

  5. SQL Server インポートおよびエクスポート ウィザードの [保存場所の選択] ページで、以下の選択を行います。

    1. [変換先] で、[フラット ファイル変換先] を選択します。

    2. [参照] をクリックして C:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples\Integration Services\Package Samples\Exporting ODBC to Flat File\Sample Data に移動し、テキスト ファイル FlatFile.txt をクリックして [開く] をクリックします。

    3. [ファイル名] で、このオプションが "C:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples\Integration Services\Package Samples\Exporting ODBC to Flat File\Sample Data\FlatFile.txt" に設定されていることを確認します。

    4. [ロケール] で、このオプションが [英語 (米国)] に設定されていることを確認します。

    5. [コード ページ] で、このオプションが [1252 (ANSI - ラテン I)] に設定されていることを確認します。

    6. [形式] で、このオプションが [区切り記号] に設定されていることを確認します。

  6. SQL Server インポートおよびエクスポート ウィザードの [テーブルのコピーまたはクエリの指定] ページで、[転送するデータを指定するためのクエリを記述する] を選択します。

  7. [基になるクエリの指定] ページで、[SQL ステートメント] ボックスに次の SQL ステートメントを入力するか、コピーします。

    Select Sales.SalesTerritory.Name, Sales.SalesTerritory.CountryRegionCode, Sales.SalesTerritory.SalesYTD, Sales.SalesTerritory.SalesLastYear, Sales.SalesTerritory.CostYTD, Sales.SalesTerritory.CostLastYear
    FROM Sales.SalesTerritory
    
  8. [フラット ファイルの変換先の構成] ページで、以下の選択を行います。

    1. [基になるクエリ] で、このオプションが "クエリ" に設定されていることを確認します。

    2. [列区切り記号] で、[タブ {t}] を選択します。

  9. [ウィザードの完了] ページで、新しいパッケージに関する情報を確認し、[完了] をクリックします。

  10. [操作を実行しています] ページで、ウィザードによって実行されている操作を確認し、[閉じる] をクリックします。

    完了すると、各操作の [状態] 列に [成功] と表示されます。

パッケージの名前を変更するには

  1. ソリューション エクスプローラーで、[SSIS パッケージ] フォルダーの新しいパッケージを右クリックして、[名前の変更] をクリックし、「Export ODBC Lesson」と入力します。

    名前には .dtsx 拡張子を含めるようにします。

  2. オブジェクトの名前を変更するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。