診断モードでサーバーに接続するときのログ記録を変更する方法

ここでは、診断モードでの Web 同期ログ記録の動作を変更する方法について説明します。診断モードで Web 同期を実行し、IIS を実行しているコンピューターへの接続をテストして、SSL (Secure Sockets Layer) 証明書が正しくインストールされているかどうかを確認する方法については、「Web 同期用に IIS を構成する方法」を参照してください。

診断モードでのログ記録の動作を変更するには、Web 同期トポロジの、IIS がインストールされているコンピューターで、レジストリ キーを作成して変更する必要があります。レジストリを更新して診断モードでの動作を変更した後、IIS サービスを停止してから再起動する必要があります。

手順

レジストリを更新して診断モードでの動作を変更するには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。

  2. [ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスで、「Regedit」と入力し、[OK] をクリックします。

  3. 次のいずれかのレジストリ キーを見つけます。

    • HKEY_LOCAL_MACHINE \SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Server\100\Replication

    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Microsoft SQL Server\100\Replication (このレジストリは、64 ビットの Windows オペレーティング システムで 32 ビット バージョンの SQL Server を実行している場合に使用します)

  4. [レプリケーション] を右クリックし、[新規] をポイントして、[DWORD 値] または [DWORD (32 ビット) 値] (64 ビットの Windows オペレーティング システムで 32 ビット バージョンの SQL Server を使用している場合) をクリックします。

  5. [DWORD 値の編集] ダイアログ ボックスで、次のキーを 1 つ以上追加できます。これらのキーのいずれかの値を変更するときは、10 進数で値を指定します。

    レジストリ キー

    キーの種類

    データ型

    範囲

    説明

    WebSyncLogSeverity

    DWORD

    int

    0-5

    ログ ファイルでレポートされる情報のレベルを決定します。次のいずれかの値を指定できます。

    0 - ログ記録は無効

    1 - エラーのみ

    2 - レベル 1 および警告

    3 - レベル 2 および重要なチェックポイント

    4 - レベル 3 およびデバッグ情報

    5 - レベル 4 および追加情報

    WebSyncNumberOfLogFiles

    DWORD

    int

    2-4294967295

    ログ情報の出力先となるファイルの最大数を指定します。

    ログ ファイルが最大サイズ (WebSyncLogFileSize) に達すると、そのファイル名拡張子に番号が付加されます (websync.log.1 など)。アクティブなログ ファイルの名前は websync.log です。ファイルは仮想フォルダーに作成されます。

    WebSyncLogFileSize

    DWORD

    int

    1,000,000 ~ 4,294,967,295 バイト

    ログ ファイルの最大サイズを指定します。既定のファイル サイズは 10,000,000 バイトです。

    WebSyncLoggingOff

    DWORD

    int

    0-1

    ログ記録を有効または無効にします。

    0 - ログ記録を有効にする

    1 - ログ記録を無効にする

  6. IIS サービスを停止して再起動します。