TableBinding データ型 (ASSL)

テーブルへのバインドを表す派生データ型を定義します。

構文

<TableBinding>
   <!-- The following elements extend TabularBinding -->
   <DataSourceID>...</DataSourceID>
   <DbTableName>...</DbTableName>
   <DbSchemaName>...</DbSchemaName>
</TableBinding>

データ型の特性

特性

説明

基本データ型

TabularBinding

派生データ型

なし

データ型のリレーションシップ

リレーションシップ

要素

親要素

なし

子要素

DataSourceIDDbSchemaNameDbTableName

派生要素

Binding」を参照

説明

一部のデータ ソースでは、サブセレクトを使用してフィルタ式で他のテーブルを参照すると、パフォーマンスが影響を受ける場合があります。ただし、設計者はデータ ソース ビューで名前付きクエリを定義し、それを参照することによって、SQL 式を完全に制御できます。

パーティションのバインドを定義する方法は、データ ソース ビューでのパーティション テーブルの使用とは関係がありません。

例として、既定のテーブルが "Sales" で、Date、Product ID、Qty、Price、および Amount の列 (データ ソース ビューで計算) を持つメジャー グループを検討します。パーティション "Sales97" では、"Year(Sales.Date) = 97" というフィルタと共にテーブル "Sales97" を使用できます。

効果的なクエリは次のようになります。

   SELECT Date, Product ID, Qty, Price, Qty * Price AS Amount 
      FROM Sales97 As Sales
      WHERE Year(Sales.Date) = 97

計算される式は、修飾されたテーブル名 (Sales.Qty など) を使用する場合にも適用されます。これは、テーブルが "SELECT..." で始まるクエリに置換される場合にも適用されます。上の例の FROM 句は、"FROM SELECT ... As Sales" になります。

Binding 型の Analysis Services スクリプト言語 (ASSL) オブジェクトのテーブルや、Binding 型の継承階層など、Binding 型の詳細については、「Binding データ型 (ASSL)」を参照してください。

ASSL でのデータ バインドの概要については、「データ ソースとバインド (Analysis Services - 多次元データ)」を参照してください。

分析管理オブジェクト (AMO) オブジェクト モデルで対応する要素は、TableBinding です。