• [アーティクル]

bcp_colptr

SQL Server への現在のコピー操作に関するプログラム変数のデータ アドレスを設定します。

構文

RETCODE bcp_colptr (
        HDBC hdbc,
        LPCBYTE pData,
        INT idxServerCol);

引数

  • hdbc
    一括コピーが有効な ODBC 接続ハンドルです。

  • pData
    コピーするデータを指すポインタです。バインドされるデータ型が大きな値型 (SQLTEXT や SQLIMAGE など) の場合、pData に NULL を設定できます。pData が NULL の場合は、bcp_moretext を使用して、長い形式のデータ値をチャンク単位で SQL Server に送信することを示します。

    pData に NULL を設定した場合、バインドされるフィールドに対応する列が大きな値型ではないときは、bcp_colptr が失敗します。

    大きな値型の詳細については、「bcp_bind」を参照してください。

  • idxServerCol
    データベース テーブル内にある、データのコピー先となる列の序数位置です。テーブル内の最初の列は列 1 です。列の序数位置は SQLColumns で報告されます。

戻り値

SUCCEED または FAIL を返します。

説明

bcp_sendrow を使用してデータを SQL Server にコピーする場合、bcp_colptr 関数を使用すると、特定の列のコピー元データのアドレスを変更できます。

最初に、bcp_bind を呼び出すことによって、ユーザー データへのポインタを設定します。bcp_sendrow を複数回呼び出す間にプログラム変数のデータ アドレスが変化する場合は、bcp_colptr を呼び出してユーザー データへのポインタを再設定できます。次に bcp_sendrow を呼び出すと、bcp_colptr を呼び出して設定したアドレスのデータが送信されます。

bcp_colptr の呼び出しは、テーブル内のデータのアドレスを変更する列ごとに個別に行う必要があります。

関連項目

参照

一括コピー関数