スキーマ行セットでの分散クエリのサポート

SQL Server Native Client OLE DB プロバイダの IDBSchemaRowset インターフェイスは、SQL Server 分散クエリをサポートするために、リンク サーバー上のメタデータを返します。

DBPROPSET_SQLSERVERSESSION の SSPROP_QUOTEDCATALOGNAMES プロパティが VARIANT_TRUE の場合、カタログ名には引用符で囲んだ識別子 ("my.catalog" など) を指定できます。SQL Server Native Client OLE DB プロバイダでは、スキーマ行セットの出力をカタログで制限するときに、リンク サーバーとカタログ名を含む 2 部構成の名前が認識されます。次の表のスキーマ行セットでは、2 部構成のカタログ名を linked_server**.**catalog の形式で指定することで、名前の付いたリンク サーバーの適切なカタログに出力が制限されます。

スキーマ行セット

カタログの制限

DBSCHEMA_CATALOGS

CATALOG_NAME

DBSCHEMA_COLUMNS

TABLE_CATALOG

DBSCHEMA_PRIMARY_KEYS

TABLE_CATALOG

DBSCHEMA_TABLES

TABLE_CATALOG

DBSCHEMA_FOREIGN_KEYS

PK_TABLE_CATALOG FK_TABLE_CATALOG

DBSCHEMA_INDEXES

TABLE_CATALOG

DBSCHEMA_COLUMN_PRIVILEGES

TABLE_CATALOG

DBSCHEMA_TABLE_PRIVILEGES

TABLE_CATALOG

注意

スキーマ行セットをリンク サーバーのすべてのカタログに制限するには、linked_server 構文を使用します (ピリオドを区切り文字として名前を指定します)。この構文は、カタログ名の制限で NULL を指定する場合と同じで、カタログをサポートしないデータ ソースをリンク サーバーが示している場合にも使用されます。

SQL Server Native Client OLE DB プロバイダは、LINKEDSERVERS スキーマ行セットを定義し、リンク サーバーとして登録された OLE DB データ ソースの一覧を返します。