FTP でスナップショットを配信する方法 (SQL Server Management Studio)
ファイル転送プロトコル (FTP) を使用してスナップショット ファイルを転送するには、まず、FTP サーバーを構成する必要があります。詳細については、Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) のマニュアルを参照してください。FTP サーバーの構成が完了したら、[パブリケーションのプロパティ - <Publication>] ダイアログ ボックスで、そのサーバーのディレクトリとセキュリティの情報を指定します。このダイアログ ボックスへのアクセスの詳細については、「パブリケーションとアーティクルのプロパティを表示および変更する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。
FTP 情報を指定するには
[パブリケーションのプロパティ - <Publication>] ダイアログ ボックスの次のいずれかのページで、[ファイル転送プロトコル (FTP) を使用したスナップショット ファイルのダウンロードをサブスクライバに許可する] を選択します。
[FTP スナップショット] ページ。スナップショット パブリケーション、トランザクション パブリケーション、および Microsoft SQL Server 2005 より前のバージョンを実行しているパブリッシャのマージ パブリケーションの場合。
[FTP スナップショットとインターネット] ページ。SQL Server 2005 以降を実行しているパブリッシャからのマージ パブリケーションの場合。
[FTP サーバー名]、[ポート番号]、[FTP ルート フォルダからのパス]、[ログイン]、および [パスワード] の値を指定します。
たとえば、FTP サーバーのルートが \\ftpserver\home で、スナップショットを \\ftpserver\home\snapshots に格納する場合は、[FTP ルート フォルダからのパス] には「\snapshots\ftp」と指定します (レプリケーションでは、スナップショット ファイルが作成されるときにスナップショット フォルダのパスに "ftp" が追加されます)。
注 セキュリティの推奨方法としては、FTP サーバーに対する匿名ログインを許可しないことをお勧めします。スナップショット エージェントには、指定したディレクトリに対する書き込み権限が必要です。また、ディストリビューション エージェントまたはマージ エージェントに読み取り権限が必要です。プル サブスクリプションを使用する場合は、共有ディレクトリを UNC (汎用名前付け規則) パス (\\ftpserver\home\snapshots など) として指定する必要があります。詳細については、「スナップショット フォルダのセキュリティ」を参照してください。
スナップショット エージェントが、手順 2. で指定したディレクトリにスナップショット ファイルを書き込むように指定します。たとえば、スナップショット エージェントがスナップショット ファイルを \\ftpserver\home\snapshots\ftp に書き込むようにするには、次のいずれかの場所に \\ftpserver\home\snapshots というパスを指定する必要があります。
このパブリケーションに関連付けられているディストリビュータの既定のスナップショットの場所。
既定のスナップショットの場所を指定する方法の詳細については、「既定のスナップショットの場所を指定する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。
このパブリケーションの代替スナップショット フォルダの場所。スナップショットを圧縮する場合や、パブリッシャが Microsoft SQL Server 2000 を実行している場合は、代替スナップショット フォルダを指定する必要があります。
[パブリケーションのプロパティ - <Publication>] ダイアログ ボックスの [スナップショット] ページで、[ファイルを次のフォルダに保存する] ボックスにパスを入力します。代替スナップショット フォルダの場所の詳細については、「スナップショット フォルダの代替位置」を参照してください。
[OK] をクリックします。