Windows 同期マネージャを使用してサブスクリプションを同期する方法 (Windows 同期マネージャ)
Microsoft Windows 同期マネージャは、Windows 2000 以上のバージョンが動作するすべてのコンピュータで利用できます。SQL Server が同期マネージャと同じコンピュータで実行されている場合には、サブスクリプションを Microsoft SQL Server パブリケーションに同期させるためだけに使用できます (オフライン ファイルや Web ページを同期するためにも使用できます)。同期マネージャを使用するには、以下の手順を実行します。
[サブスクリプションのプロパティ - <Subscriber>: <SubscriptionDatabase>] ダイアログ ボックスで、Windows 同期マネージャを使用したプル サブスクリプションの同期を有効にします。このダイアログ ボックスへのアクセスの詳細については、「プル サブスクリプションのプロパティを表示および変更する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。
Windows の [スタート] メニューから、同期マネージャにアクセスします。
同期マネージャでは、マージ サブスクリプションでインタラクティブ競合回避モジュールを使用できます。一般に、同期の際に検出された競合は自動的に回避されますが、対話型の競合回避が有効になっていると、同期の際にユーザーが競合を回避することができます。同期が Windows 同期マネージャの外部で (スケジュールされた同期、または SQL Server Management Studio かレプリケーション モニタでの要求時同期として) 実行される場合、競合は、アーティクルに指定された競合回避モジュールに従って、ユーザーの介入なしに自動的に解決されます。
Windows 同期マネージャを使用したプル サブスクリプションの同期を有効化するには
[サブスクリプションのプロパティ - <Subscriber>: <SubscriptionDatabase>] ダイアログ ボックスの [全般] ページで、[Windows 同期マネージャを使用] オプションの値として [有効化] を選択します。
[OK] をクリックします。
同期マネージャを使用してプル サブスクリプションを同期するには
次の方法のいずれかを使用して、同期マネージャを起動します。
Internet Explorer で、[ツール] メニューの [同期] をクリックします。
[スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] または [すべてのプログラム] をポイントします。[アクセサリ] をポイントし、[同期] をクリックします。
[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。[ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスで、[名前] ボックスに「mobsync.exe」と入力し、[OK] をクリックします。
[同期する項目] ダイアログ ボックスで、同期するサブスクリプションを選択します。サブスクリプションは、そのコンピュータにインストールされている SQL Server インスタンスの下に表示されます。
[同期] をクリックします。
同期マネージャを使用してプル サブスクリプションを再初期化するには
[同期する項目] ダイアログ ボックスでサブスクリプションを選択し、次に [プロパティ] をクリックします。
[SQL Server サブスクリプション プロパティ] ダイアログ ボックスで、[サブスクリプションの再初期化] をクリックします。
[はい] をクリックします。
[OK] をクリックします。
次回サブスクリプションを同期すると、既定では新しいスナップショットがサブスクリプション データベースに適用されます。詳細については、「サブスクリプションの再初期化」を参照してください。
注 |
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マージ レプリケーションでは、スナップショットを適用する前に、未処理の変更をパブリッシャにアップロードすることができますが、このオプションは同期マネージャでは利用できません。変更をアップロードするには、サブスクリプションを再初期化する前に同期します。 |
同期マネージャでプル サブスクリプションのプロパティを設定するには
[同期する項目] ダイアログ ボックスでサブスクリプションを選択し、次に [プロパティ] をクリックします。
以下のタブのプロパティを参照および変更します。
[識別]
[サブスクライバ ログイン]、[ディストリビュータ ログイン]、および [パブリッシャ ログイン] (マージ レプリケーションの場合のみ)
[Web サーバー情報] (SQL Server 2005 以降を実行しているサブスクライバ上のマージ サブスクリプションの場合)
[その他]
すべての接続で Windows 認証を使用することをお勧めします。ディストリビューション エージェントおよびマージ エージェントで必要な権限については、「レプリケーション エージェントのセキュリティ モデル」を参照してください。
[OK] をクリックします。
同期マネージャからプル サブスクリプションを削除するには
[同期する項目] ダイアログ ボックスでサブスクリプションを選択し、次に [プロパティ] をクリックします。
[SQL Server サブスクリプション プロパティ] ダイアログ ボックスで、[サブスクリプションの削除] をクリックします。
[サブスクリプションの削除] ダイアログ ボックスで、オプションを選択します。
[OK] をクリックします。
インタラクティブ競合回避モジュールを使用するには
アーティクルおよびサブスクリプションで、対話型の競合回避を有効にします。詳細については、「マージ アーティクルにインタラクティブな競合解決を指定する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。
対話型の競合回避が有効になっており、1 つ以上のアーティクルで競合があると、同期マネージャでサブスクリプションの同期が開始された後、インタラクティブ競合回避モジュールが自動的に起動されます。インタラクティブ競合回避モジュールは、一度に 1 つずつ、競合および (パブリケーションとサブスクリプションの作成時に指定した回避モジュールに基づく) 推奨の回避方法を表示します。
必要に応じて、インタラクティブ競合回避モジュールに表示された任意の列を編集し、以下のボタンのいずれかをクリックして競合を回避します。
[推奨設定を優先]
[パブリッシャを優先]
[サブスクライバを優先]
[残りの競合を自動的に解決] (それ以上入力を行わなくても、現在のすべての競合が回避されます)
選択した行がパブリッシャやサブスクライバに適用され、以降の同期の際にトポロジ内の他のノードに反映されます。
注 |
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編集した内容は、回避を選択した行の一部でなければ適用されません。たとえば、[パブリッシャ] の下を編集し、[サブスクライバを優先] をクリックしても、編集内容は破棄されます。 |