Access からのレポートのインポート (Reporting Services)
レポート デザイナを使用して、Microsoft Access データベース (.mdb、.accdb) またはプロジェクト (.adp) ファイルから、レポートをインポートすることができます。レポート デザイナによって、Access データベースまたはプロジェクト ファイル内の各レポートがレポート定義言語 (RDL) に変換され、指定したレポート プロジェクト内に保存されます。
注 |
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インポート機能を使用するには、レポート デザイナがインストールされているコンピュータに Access 2002 以降のバージョンがインストールされている必要があります。レポートのインポート時に、Access レポートのデータ ソースが使用可能な状態である必要があります。 |
インポート機能を使用すると、Access データベースまたはプロジェクト ファイルのすべてのレポートがインポートされます。Access ファイルに多数のレポートが含まれている場合は、レポートのインポート先に別のレポート プロジェクトを作成し、その後各 RDL ファイルをメインのレポート プロジェクトで開くことをお勧めします。レポートは、レポート デザイナにインポートした後に、編集できます。
Access からレポートをインポートする方法については、「Microsoft Access からレポートをインポートする方法 (Reporting Services)」を参照してください。
インポート処理中に、モジュールや一部のコントロールなど、サポートされていない項目が見つかった場合は、ビルド エラーとして [タスク一覧] ウィンドウに表示されます。このタスク一覧を参照して、インポートされたレポートに必要な機能が含まれていることを確認してください。サポートされている Access の機能の詳細については、「サポートされる Access レポート機能 (SSRS)」を参照してください。
Access レポートと Reporting Services レポートの違い
Access のページ レイアウトは Reporting Services のページ レイアウトと異なっています。Access では、"集合" 単位でアイテムがページ上に配置されます。つまり、各セクションはページ上に縦方向に並べて配置されます。このようなセクションには、レポート ヘッダー、レポート フッター、ページ ヘッダー、ページ フッター、グループ、詳細などがあります。Reporting Services では、より柔軟にレイアウトできます。データ領域では、グループ化と詳細を利用でき、レポート本文の希望する箇所に複数のデータ領域を配置することができます。横に並べて配置することもできます。また、Access のページ ヘッダーおよびページ フッターと同様に、Reporting Services レポートにもページ ヘッダーとページ フッターの "集合" があります。
レポートを Access からレポート デザイナにインポートする際に、Access レポートのページ ヘッダーとページ フッターは Reporting Services レポートのページ ヘッダーとページ フッターに変換されます。グループと詳細は、一覧データ領域に変換されます。レポート ヘッダーとレポート フッターは、個別の集合ではなく、レポート本文に配置されます。このため、項目の配置が Access レポートの配置とは若干異なる可能性があります。
注 |
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一部の Access レポートでは、上下または左右に並べて配置されるようなレポート アイテムが実際には重なり合っていることがあります。レポート デザイナを使用してレポートをインポートすると、この重なりは修正されません。そのため、レポートの実行時に予期しない結果が発生する場合があります。 |